62話 関係ねえ ページ18
電車に乗って、約40分程で、病院に着きました。
割と大きめの病院で、老若男女問わず、色々な方が通院をされています。
私は小学4年生から通っていて、担当医の先生とは、まるで祖父と孫のような仲の良さです。
｢白川さん、久しぶりだねぇ。最近は来ていなかったから心配していたよ｣
『前回来たの、4月の初めでしたね。部活に入ったら、なかなか時間が無くて』
そう言って私は、横になる。
肩に施術をしてもらいながら、高校に入ってからの出来事を先生に話す。
私が幸ちゃんや、涼太、バスケ部のことを話している時は、顔がとても生き生きしているらしい。
昔より明るくなったと言われて、何だか嬉しくなった。
あ、そう言えば...幸ちゃんに壮行会の話するの忘れていた...
今日中に話せたら大丈夫かな...?と、心の中で思っていた私であった。
〜
｢肩が元々悪いってどういう事っスか?｣
黄瀬は興味深々に俺に聞いてくる。
だー!うるっせえな!普通、へーそうなんスかぐらいで流すだろ!
｢別にお前には関係ねえよ...｣
一応、適当に流しておくか。
そんな俺の言葉が気に食わなかったのか、黄瀬はブスっとした表情を浮かべ、口を開く。
｢えー別にいいじゃないスか!いいっスよ、Aっちに明日直接聞くっス!｣
｢はぁ!?おい待て!Aに聞くのだけは絶対にやめろ...!｣
｢な、なんでっスか｣
正直、今が30分休憩で良かったと思う。
他に部員は、ドリンクを飲みに行ったりしている。取り乱した俺の姿を見たら、驚くだろう。
｢色々あんだよ...｣
｢笠松、どうかしたのか?大声出して｣
｢小堀。いや...｣
｢Aっちの肩どうかしたのか聞いてたんスけど｣
｢ああ...｣
｢小堀先輩は何か知ってるんスか?｣
小堀は俺の顔を見て、黄瀬の質問に対してどう答えたらいい?と言った表情をしていた。
｢笠松、俺だけ知っているのもあれだし...いいんじゃないか?皆に話しても。これからたまにこうやって抜けることもあるだろうし｣
｢その話、俺もちゃんと聞きたいな。本音は、俺を除いて2人の秘密があるとかなんかズルい｣
静かに俺たちのやりとりを見ていた森山が、スっと前に出てきた。
てか、理由がしょうもねえ...
話すって言っても...そんな面白い話でもねえのに、なんで聞きたがるんだよ...
｢...わーったよ。けど、練習終わってからな。どうせお前ら全員自主連して帰るんだろ。それまで待ってろ｣
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笠松もみじ(プロフ) - シャンプーさん» 作品を読んでいただきありがとうございます!面白いと言ってもらえる展開を書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします! (2018年1月26日 10時) (
レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 小説面白いです！初めから一気に読ませて頂きました。次の展開が楽しみです☆更新待ってます(≧ω≦) (2018年1月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
笠松もみじ(プロフ) - 氷食症さん» 面白いと言っていただけて幸いです!更新頑張らせていただきます! (2018年1月1日 20時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！更新お待ちしております！ (2018年1月1日 17時) (レス) id: 4abaca475b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよ子 | 作成日時：2017年11月12日 15時
