56話 褒めてくれるかな ページ12
放課後になり、先輩達に早く報告をしないといけないね。などと涼太と話していたら、なんだか廊下が騒がしくなった。
「なんかあったんスかね?」
『多分、順位が張り出されたんじゃないかな?今日で全部返ってきたし』
「まあ俺には関係の無い話っスけど...」
『いつか、上位で載るといいね〜』
「そんなことより、早く部活に行くっスよ!」
『はいはい。早く先輩達に報告もしないといけないs「黄瀬!!!結果は!?」...私が話してたのに...』
教室のドアを勢い良く開けて、入ってきたのは幸ちゃんや、先輩方。呼吸が凄く乱れているので、走ってきたんですね...
「先輩!俺やったっスよー!!!」
「マジか!」
「黄瀬すげえな!お(れ)む(り)だと思ってたぞ!」
「え、早川先輩酷くねえっスか!?」
涼太は、先輩方に頭をわしゃわしゃ撫でられていて、満更でもなさそうな表情をしていた。
「Aちゃんもよく頑張ったね。お疲れ様」
『小堀先輩。いえ、頑張ったのは涼太ですから!』
「うっせーお前も黙って褒められとけ」
『わあ!髪の毛ぐしゃぐしゃにしないでください!これから部活なのに!』
私も幸ちゃんから、頭をわしゃわしゃというより、ガシガシ撫でられた。
お陰で髪の毛がぐしゃぐしゃになってしまった。
幸ちゃん許さないぞ...!
「っと、もうこんな時間か。そろそろ部活行くか」
「そうですね」
時計の針は、午後4時を刺そうとしていた。
早く体育館に行かなければ、部活をする時間が短くなってしまう。
あ、そう言えば私、監督に呼ばれていたんだった!そろそろ行かないといけない。
『すみません。私監督に呼ばれているので、職員室に寄ってから行きます』
「そうか。早く行ってこい」
『はい。じゃあ先に失礼しますね!』
私は先輩方に、礼を言ってから、職員室へと向かった。
〜
「うげ。まだ人いるっスね」
「おー順位か。お前何位だよ」
「...200位って、きれーに収まったな」
「他の1年はどうなんですかね」
「お!なかむ(ら)!吉田が30位だぞ!」
「あ、本当だ。すごいな」
「Aっちはどこっスかね!」
「Aちゃんは上位だろうな!」
「あ、あった」
1位:白川 A 497点
「「「「「ま、マジか...」」」」」
『今回のテスト、運よかったな〜!幸ちゃん褒めてくれるかな〜!』
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笠松もみじ(プロフ) - シャンプーさん» 作品を読んでいただきありがとうございます!面白いと言ってもらえる展開を書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします! (2018年1月26日 10時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 小説面白いです!初めから一気に読ませて頂きました。次の展開が楽しみです☆更新待ってます(≧ω≦) (2018年1月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
笠松もみじ(プロフ) - 氷食症さん» 面白いと言っていただけて幸いです!更新頑張らせていただきます! (2018年1月1日 20時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!更新お待ちしております! (2018年1月1日 17時) (レス) id: 4abaca475b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年11月12日 15時