検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:48,458 hit

55話 あっ... ページ11

テストが終わってからの部活も、涼太は元気がなく、幸ちゃんにシバかれていました。
でも幸ちゃんも、かなり心配している様子で、涼太を気にかけてはいました。シバいていたけど。



そして、テストの返却日。
たくさんの教科が返ってきたけど、赤点はお互いにまだありません。
英語の次に心配していた、数学も、吉田くんや森山先輩のお陰で、見事赤点を回避!





まだ60点代を見ていないことについては、何も言いません...






「A、黄瀬は?」


『あ、佳奈ちゃん。今お手洗いに行ってるよー』


「あらそう。テストどう?」


『今の所赤点は無いみたい。数学もよかったし』


「よかったじゃない。残すは英語ね。私とAの2人で教えたんだから、赤点だったら殴り飛ばすかも...」


『佳奈ちゃん!?暴力はダメだからね!?』


「赤点とったらの話よ」


『もう、信じるしかないかな〜。あれだけ頑張ったんだから、大丈夫だって!』


「...そうね。じゃあ私は黄瀬を信じてるあんたを信じるわ」


『うん!』





次の授業が始まるチャイムが鳴り、佳奈ちゃんは席に戻って行った。


お手洗いに行っていた涼太も戻ってきたみたいだ。
ただ、凄く緊張した面持ちだった。
話し掛けるのは気が引けたので、何も言わずにテスト返却を待つ。


先生が教卓に立ち、テストが返されていく。
ちなみに海常では、出席番号は男女混合なので、1番は佳奈ちゃんからだ。



佳奈ちゃんは、返されたテストを見て、あちゃーといった顔をしていた。
そう言えば、英作文で文法を間違えたって言ってたな。


どんどんテストが返されて行き、涼太の番となった。
凄く足取りが重いぞ...




「先生!俺点数見たくねえっスよ〜!」


「黄瀬か。ん?お前この点数どうしたんだ」


「へっ?」


「よく頑張ったじゃないか!」



答案を渡され、涼太は点数を見るや否や、私の元に走ってきた。
え、ちょ、怖い!?




「Aっち!!!やったっス!俺やったっスよー!!!」


『64点!?す、凄いよ涼太!!!やったー!』




涼太の努力は報われ、そして全教科の最高点を英語で叩き出すことができた!
佳奈ちゃんも、やれやれといった表情で、私達を眺めていた。

と、キャーキャー言っていた私達、周りのクラスメイトは、よくやった!などと言い、拍手をしていてくれていた。





「あー...盛り上がっている所悪いが、答案返してもいいか...?」


「『あっ...』」

56話 褒めてくれるかな→←54話 最終日



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
62人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

笠松もみじ(プロフ) - シャンプーさん» 作品を読んでいただきありがとうございます!面白いと言ってもらえる展開を書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします! (2018年1月26日 10時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 小説面白いです!初めから一気に読ませて頂きました。次の展開が楽しみです☆更新待ってます(≧ω≦) (2018年1月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
笠松もみじ(プロフ) - 氷食症さん» 面白いと言っていただけて幸いです!更新頑張らせていただきます! (2018年1月1日 20時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!更新お待ちしております! (2018年1月1日 17時) (レス) id: 4abaca475b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年11月12日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。