木の葉の氷3[NARUTO]

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走り逃げる2人を追いかけると、当然のことながら更に二手に分かれた。


A「！」





えっと、この場合は遅い方………失礼だよねこの考え方…





そう思いつつ片方に絞ると木々を利用しながら進み、印を結ぶ。


両手に電撃を纏うと行く手を阻むように着地し、それを確認した敵は急停止する。


A「雷遁 掌撃波[しょうげきは]！」

敵「ぐあぁぁ！！」


電撃を敵に押し当てると感電したために体を震え上げ、そして気絶した。


A「もう1人は…」


と、もう片方が向かった先に視線を送る。


瞬間、刃が見えた。


A「っ！」


咄嗟にクナイを構えてそれを受け止めるA。


間合いをとるために後ろへと跳ぶ。が、敵は直ぐ様距離を詰め短刀で突きを見舞う。





術が出せない…！クナイで応戦するしか……





怒涛の攻めをクナイ1本で防ぎ、短刀を勢いよく弾いて隙をつくらせるとAは回し蹴りでそれを遠くへ飛ばし、クナイで首元を狙う。


すると首飾りが目にとまった。


A「！」





これ、子供の写真？





『スッ』


Aの動きが鈍くなると敵は隠し持っていた短刀を袖から出し、Aに放った。

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