木の葉の氷3[NARUTO]

108 ページ19

カカシ「よし」


カカシの合図で一同は一つの建物の屋根に着地した。


カカシ「とりあえずここを中心ポイントにして近辺5km四方を探索する。もし何も無ければ中心ポイントを移動して、またそこから5km四方を探索する。ま…それを繰り返すわけだ」

サクラ「5kmって……そんなに離れたら無線も使えないじゃないですか！それに単独でそこまで離れたら危険です！パトロールは最低でも二人一組が原則ですよ。敵に遭遇した場合……」

ヤマト「サクラ、そう焦らない」


ヤマトがそう言うとカカシは口寄せの術で忍犬達を呼んだ。


A「そっか…」





忍犬達の方が私達よりも臭いと気配を察知しやすいし、遠吠えは無線機の範囲外になっても届く……





カカシ「じゃ、パトロール隊のチーム編成を説明する。今回は用心して忍犬を一人に二匹付けるから」

サクラ「二匹…？え？でもそれじゃ……」





八匹…犬塚家のキバ君を抜いたとしても足りない………





カカシ「それじゃ仲良くしてあげてちょうだい」


カカシが合図を出すとサクラ、シノ、サイに二匹ずつ忍犬がついた。


ナルトには暁に狙われている件がありヤマトと感知タイプのヒナタ、最も声の大きいブルがつく。


カカシ「で、忍犬使いのオレとキバは一匹ずつ。A、お前は俺と一緒ね」

A「え…」





な、なんで……





カカシ「いいかみんな。まず第一に優先して追うのはサスケの匂いだ。で、その次が暁…。そしていずれかを見付けたとしても場所を把握していったんこのポイントまで戻ること」

A「………」


内心焦るA。カカシはスッと片手を上げた。


カカシ「散！！」

109→←107

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す