氷の人見知りちゃん[NARUTO]

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………





……





…

A「Zzz………」

サクラ「すごい霧ね。前が見えない！」


A達が乗る船は霧の深い水辺を静かに進んでいた。


船頭「そろそろ橋が見える。その橋沿いに行くと波の国がある」


しばらくすると霧の中から橋がゆっくりと現れる。


ナルト「うひょう！でけぇー！！」

船頭「こ…こら！静かにしてくれ！この霧に隠れて船出してんだ。エンジン切って手こぎでな。ガトーに見つかったら大変なことになる」

3人「……………」


そう言われたナルトは口を押さえながら辺りを見回す。


船頭「もうすぐ国に着くぞ。タズナ…どうやらここまでは気づかれてないようだが………念のためマングローブのある街水道を隠れながら陸に上がるルートを通る」

タズナ「すまん」


船はスーとトンネルをくぐりぬける。


と、マングローブとともに街が姿を現した。


ナルト「へー」


船が陸に近づき、動きが止まると次々に船からおりていく。


船頭「オレはここまでだ。それじゃあな、気ぃつけろ」

タズナ「ああ。超悪かったな」

ナルト「A！おりないのかよ！」


未だに動かないAに声をかけるナルト。しかし、それでもAは微動だにしなかった。


カカシ「？…A？」


一度おりたカカシは再び船に乗る。


カカシ「………あ、寝てる…」


呆れながらもAを横抱きするカカシ。


カカシがおりるとその船はエンジンを使って去っていった。


ナルト「なんでAはこの状態でも寝てられるんだってばよ」

カカシ「さぁね」

タズナ「よーしぃ！ワシを家まで無事送り届けてくれよ」

カカシ「はいはい」

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