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………
……
…
その日もお父さんは遅かった。
お母さんはお父さんが帰るまで起きていて、私は明日学校があるから早く寝た。
私の寝床はリビングにある押し入れの中。
………
……
…
『ガシャーン』
A「！？」
近くで大きな音がした。多分リビングから……
気になり襖を少し開けようとすると後ろから音がし、煙とともに黒い狐が現れた。
A「！お父さんの……」
狐「お前か？Aってのは」
A「うん」
狐「カナタにお前をここから出すなと言われてな」
カナタってお父さんの名前……
A「……戦ってるの？」
狐「あぁ。……忍だったらよくあることだから気にすんな」
A「……」
狐「言っておくが、お前が行っても邪魔になるだけだぞ」
A「うん…」
分かってる。お父さんが強いってこと
でも、震えが止まらない……
狐「…カナタはお前らを守るために戦ってるんだ。気配くらいは消せるだろ」
A「！…うん」
心を落ち着かせ、気配を消すA。
『ドゴォ』
A「！！」
母「カナタ！」
父「ルカは下がってろ！…クソッ何でお前が……！」
狐「チッ……。おい、何があってもここから出るなよ！」
『ドロン』
A「……怖いよ…っ……」
色々な音が、声が聞こえた。私は絶えきれなくて力いっぱい耳を塞いだ。
………
……
…
耳を塞いでいた手を緩めると、あの音や声は聞こえなかった。
戦いが…終わったんだ……
お父さんとお母さんのもとに行きたい、という衝動にかられたAは足音もないことを確認してから襖を開ける。
A「！！…………何で…？」
お父さんもお母さんも倒れてる………
どっちも赤く染まっていて、冬ではないのに辺りの空気がとても冷たかった
恐る恐る確認すると、どちらも息をしていなくて、
何が起こったか理解出来ない私はガクンとその場に膝をつき、ただ茫然としていた。
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和弥(プロフ) - 零さん» Σ(゜Д゜)ご指摘ありがとうございます！直しますね！ (2016年9月15日 0時) (
レス) id: fb538751c2 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 設定で「本人」が「本体」になっていた件について。 (2016年6月11日 12時) (レス) id: 19d4c082f5 (このIDを非表示/違反報告)
和弥(プロフ) - てぃらみーすさん» おふぇい！！？楽しんで頂けて何よりです！また気になる点がありましたら指摘してください(｀･ω･´) (2015年3月8日 9時) (レス) id: 3d5325d45f (このIDを非表示/違反報告)
てぃらみーす(プロフ) - いえいえ、お話は面白かったですよ!!ただちょっと表示が気になってしまっただけですよ！ (2015年3月7日 20時) (レス) id: f98d793181 (このIDを非表示/違反報告)
和弥(プロフ) - てぃらみーすさん» 表示の仕方をキチンと把握していなかったようです（ボクが）自分がやりたかった表示方法なので、全部変えます！！指摘ありがとうございました！ (2015年3月7日 15時) (レス) id: 3d5325d45f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和弥 | 作成日時：2014年12月21日 13時
