氷の人見知りちゃん[NARUTO]

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………





……





…





あの日から、時間があるたびにカカシさんに修業をつけてもらっている。





ここ最近は体術を修業していた。





『ガッ』


『ズザッ』


『ガッ』


『バシッ』


A「ハァ………ハァ……」


『ダッ』





足かけに見せかけて、股下くぐって、旋回…





そのまま膝蹴り………！





『パシッ』


A「！」


脚を受け止められ、数センチだけ持ち上げられる。


Aの体勢は崩れ、背中が地面についた。


『ポフ』


頭に軽い手刀がはいる。


A「あ……」

カカシ「はい、終了」


パッと手を放しながら軽い声でそう告げるカカシ。


A「…もう一回………です…」

カカシ「その前に休憩」

A「！まだ、大丈夫です…」

カカシ「いや、息きれてるでしょ」


呆れ顔でそう言われたAはしぶしぶ返事をし、木陰にある切り株に座った。


内側に着ていた長袖をもぞもぞと動きながら脱ぎ、一息つく。


チラリとカカシを見ればいつも通り読書をしている。


A「…カカシさん」

カカシ「ん？」

A「その本、面白いんですか？」

カカシ「面白いよ。何で？」

A「いつも読んでいるので。……私も、読んでみたいです」

カカシ「……………」

A「………」

カカシ「いや、ダメだ。まだAには早い」

A「難しい本なんですか？」

カカシ「んー………。ま、大人になれば分かるよ」

A「？……はい…」





そんなに難しいんだ……





本屋に行ったら見てみよう…

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