『最近、笠松先輩に彼女ができたと聞いたんです…どこぞの女じゃぁぁぁぁ！！！』笠「お前だよ！！！」『……ハッ！私か！』【笠松 幸男】

▽「想いを繋ぐ」 ページ24

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黄「それにしても、珍しいっスね」


『なにが？』


黄「A先輩なら、笠松先輩と離れたくないー…とか言うと思ってたっス」


『私ってどんなイメージよ』


黄「笠松先輩大好きな変態」


『私一応先輩だからね？…まぁ、寂しいっちゃ寂しいけど』






弱音は吐くだけ吐いたし、

泣くだけ泣いた。






『笠松先輩に頼まれちゃったからね。だから私はこのチームを支える！』






笠松先輩が築き上げてきたものを守る。


笠松先輩が叶えたかった未来を私が叶える。






『だから、これからは絶対弱音は吐かない。笠松先輩達がいなくなっちゃうから、私達二年がしっかりしないとね』


黄「なんかA先輩、かっこいいっスね」


『かっこいいって言われても嬉しくないんだけど』


黄「いいじゃないっスか！これからは俺、A先輩のこと、Aっち先輩って呼ぶっス！」


『いや、嫌だよ。なにその、○まごっちみたいなの』


黄「俺、尊敬する人には○○っちってつけるんス！」


『いや、いらない。やめて』


黄「嫌っスよ！Aっち先輩♪♪」






黄瀬くんって、絶対言うこと聞いてくれないタイプだよね。





『まぁ、いいや。黄瀬くん、』


黄「はい？」


『来年、絶対優勝しようね』


黄「もちろんっス！」





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