『最近、笠松先輩に彼女ができたと聞いたんです…どこぞの女じゃぁぁぁぁ！！！』笠「お前だよ！！！」『……ハッ！私か！』【笠松 幸男】

▽「海常vs誠凛」 ページ17

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試合が始まって、少し経った。

海常も負けてはないが、やっぱり誠凛は強い。





でも、勝ちたい思いは皆同じだから

海常を信じてる。





でも、さっきから感じる違和感。




黄「……ッ…」





黄瀬くんの足…。

もしかして、さっきの？






『監督！』


監「…あぁ」






【海常、メンバーチェンジです】





黄「はぁ！？なんで俺なんスか！？今抜けたら…」


笠「監督の指示に従え。…足だな？」


黄「やっぱ、バレてたっスか…けどやらせてください！こんな形で負けるなんて絶対…」


笠「なら、こんな形にしちまった時点でお前の負けだ」





笠松先輩の言うことは正しい。

ただ、今の黄瀬くんにはキツいんじゃないかな…。





黄「…クソッ！！」


『テーピングするから足だしてね』


黄「………」


『皆を信じて』






私にはそれしか言えなかった。



今の状況はだいぶまずい。

間違いなく誠凛が攻めてくる。





黒子くんの消えるシュート。

何か秘密があるはず…。






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