▽「気まずさ」 ページ43
.
次の日、私は何事もなかったかのように学校へ行った。
当然、笠松先輩とも顔を合わすわけで。
笠「…A、おはよう」
『おはようございます』
笠「えっと…昨日のことなんだが…」
『気にしないでください。大丈夫ですから』
笠「…そうか」
思えば笠松先輩から挨拶をされたのは初めてだと思う。
それくらい笠松先輩は私に興味なんてなかったんだって。
私の一方的な想いだったんだってあらためて気づかされる。
監「おい、高倉!ちょっと部室の掃除をしてくれ!」
『わかりました!それじゃあ…』
笠「…おう」
部室へ行き腰を下ろす。
今は練習中だから誰も来ないだろう。
『…やっぱダメだな』
本気で笠松先輩のことを忘れようと思った。
顔を合わせたら元に戻ろうと。
『やっぱり、笠松先輩が好き』
昨日のことがあっても、顔を合わせたら好きになってしまう。
でも、もうあんな想いはしたくないから。
この気持ちはもう伝えないし、気づかれないようにしなきゃ。
『よし!気持ちを切り替えよう!』
.
141人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
血ぃ - 告白の仕方!!ハガレンのエドとウェンディの時のですね!!!!!!! (2019年11月13日 22時) (レス) id: c35be9c963 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:優 | 作成日時:2017年8月4日 0時