▽「おしとやかに」 ページ5
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次の日、私はさっそく実行した。
なるべくおしとやかに、普通に振る舞った。
『あっ、笠松先輩。おはようございます』
笠「おっ、おう」
笠松先輩は目を見開いてこっちを見ていた。
これは効果覿面だな!!
早「A、どうしたんだ急に?静かになっちまって」
『昨日、笠松先輩にウザイって言われちゃったから、静かにしようと思って!』
早「ほんと好きなんだな」
『今日から私は、日本美人を目指すから!』
早「おぉ、頑張れえ(れ)〜」
とは言ったものの…無理だ!
今日は朝練でしか笠松先輩に会っていない!
アレルギー反応が出そうだよ!
『ちょっと見に行くくらいなら…』
そう思い、3年の教室がある階へ行く。
森「おっ、Aちゃん!俺に会いに来てくれたのか?」
『違います。笠松先輩を見に来たんです』
森「話しかければいいんじゃないか?」
『ダメなんです…それじゃ嫌われるんです!』
森「なんでだ?そんなことより、今日の放課後俺と…」
『あっ!あんなところに橋本○奈ちゃん似の女の子が!』
森「どこだ!?」
よし。今のうちに逃げよう。
笠松先輩を見れなかったのは残念だけど、放課後の部活まで待とう。
笠「おい黄瀬ぇぇぇぇ!!!!」
黄「すいませんっス!」
笠「シバくぞ!」
黄「もうシバいてるっス!!!」
今日は運がついてるみたい。シバかれてる黄瀬くんはおいといて、
笠松先輩を見ることができた!
それで満足だ!
よし、自分の教室に戻ろう。
黄「あれ?A先輩?」
『…人違いです』
黄「なんで逃げるんスか!?」
笠「おい、A?」
『ごめんなさいぃぃぃぃ!!!!』
笠「あっ、おい!」
顔合わせちゃだめなのに、合わせちゃったよ!
失敗…。
部活中に挽回しなければ!
今日はいつも以上にサポートに徹しよう!
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血ぃ - 告白の仕方!!ハガレンのエドとウェンディの時のですね!!!!!!! (2019年11月13日 22時) (レス) id: c35be9c963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優 | 作成日時:2017年8月4日 0時