▽「好きとはなにか」 ページ39
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次の日いつものように朝練へ向かった私は
『おはよーございます!!!』
黄「あっ、A先輩ちょっと!」
珍しく黄瀬くんに呼ばれた。
『どうしたの?』
黄「なんであんなこと言ったんスか!?」
『あんなことって?』
黄「海斗とまたデートしようって!笠松先輩が好きなんじゃないんスか?」
『なんでって、普通に楽しかったし。もちろん好きなのは笠松先輩だよ?てか、なんでそのこと知ってるの?』
黄「えっと、海斗からメールがきたんス!」
『ふーん』
ちょっと怪しいけど、
わからないからとりあえずいっか。
黄「でも、聞いた限り脈アリに思われるっスよ!」
『そんなことないんじゃない?私が笠松先輩のこと好きなの知ってるみたいだし。それがいいって言ってくれたし』
黄「じゃあ、A先輩は海斗のこと好きじゃないんスか?」
『人としては好きだけどー…』
黄「一緒にいて、どきどきしました?」
『…そこそこ』
黄「じゃあ、キスしたいとか思うっスか?」
『思わないよ!ハレンチな!』
黄「ハレンチって…」
『だって、キスしたら、こっ…子供とかできちゃうかもしれないし////』
黄「できないっスよ!先輩、何歳だと思ってるんスか…さすがに手ぐらい繋いだことはあるっスよね?」
『………』
黄「そんな純粋な人、今どきいないっスよ…」
『だって、笠松先輩が初恋なんだからしょうがないじゃん!』
黄「はぁ…じゃあ、別に海斗のことは好きなわけじゃないんスね?」
『恋愛感情ではないと思う…』
やっぱり、一番に思い浮かぶのは笠松先輩だし。
佐藤くんは正直わからない。
好きだけど、そういう好きではないんじゃないかなー…。
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血ぃ - 告白の仕方!!ハガレンのエドとウェンディの時のですね!!!!!!! (2019年11月13日 22時) (レス) id: c35be9c963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優 | 作成日時:2017年8月4日 0時