▽「モテる」 ページ32
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インターハイが終わって数週間経った頃
黄「A先輩、お願いがあるっス」
『嫌だ』
黄「まだ何も言ってないっスよ!」
『…なに?』
黄「実は、会ってほしい人がいるんス!」
『は?』
会ってほしい人って…。
まさか両親とか!?
いやいや、私には笠松先輩っていう人が…
黄「勘違いしてる気がするっス…。実は、俺の友達がA先輩に一目惚れしちゃったらしいんスよ!」
全「『は!?』」
男「Aちゃんに一目惚れって、確かに見た目はいいが中身を知ったらガッカリするぞ!」
森「Aちゃんは俺のだからダメだ!」
早「おえ(れ)はオススメしないぞ!」
黄「俺もやめた方がいいって言ったんスけど…」
『おい』
皆、好き勝手言いやがって。
見た目も中身もパーフェクトだこのやろー!
黄「だから、こないだ笠松先輩といるとこ見せたんスよ。でも、そいつA先輩の中身も含めて好きだっていうんスよ」
小「Aちゃん、そんな人そうそういないから付き合った方がいいよ」
『小堀先輩まで!私は嫌ですよ!』
私には笠松先輩っていう心に決めた人がいるんだから!
森「そうだ!絶対ダメだ!な?笠松」
笠「いや、どうでもいい」
『笠松先輩のあほ!』
笠「なんでだよ!」
いいとか悪いとかじゃなくて、どうでもいいって!
興味すらないのかよ!
黄「すごいいい奴だから俺も断れないんスよ!頼むっス!」
『えぇー…』
黄「お願いっス!もしかしたら笠松先輩もやきもちやいてくれるかもしれないっスよ(コソッ」
『もう!しょうがないなぁー!一回会うだけだからね?』
森「なんでだ、Aちゃん!」
『可愛い後輩の頼みなので♪(笠松先輩がやきもちやいてくれる!)』
一回会えばいいんだから!
その一回で私を嫌いにさせればいいのよ!
黄「ほんと単純っスね…」
『ん?』
黄「なんでもないっス。じゃあ、今週の日曜に二人でデートとかどうっスか?」
『え、二人きりで?』
黄「当たり前じゃないっスか」
『…黄瀬くんはいないの?』
黄「そうっスよ。別に男性とのデートが初めてなわけじゃないですよね?」
『………』
黄「…え…マジっスか…」
『だって!今まで笠松先輩一筋だったし!それまでも誰とも付き合ったことないし!』
黄「まぁ、なんとかなるっスよ!」
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血ぃ - 告白の仕方!!ハガレンのエドとウェンディの時のですね!!!!!!! (2019年11月13日 22時) (レス) id: c35be9c963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優 | 作成日時:2017年8月4日 0時