▽「準々決勝」 ページ25
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ついにきたインターハイ。
私たち海常高校は順調に勝ち進めて、準々決勝までいった。
問題はここからだ。
相手は桐皇学園高校。確かさつきちゃんのいるチームだ。
桃「Aさん!お久しぶりです!」
『あっさつきちゃーん!!』
こちらに手をぶんぶんと降って駆けてくる彼女。
可愛いけど…ある一点が揺れている。
全「………////」
『見てんじゃねぇ!!!』
全「はっ…はい!!!」
桃「??今日はよろしくお願いします♪」
『こちらこそよろしくね!』
?「おい桃井。青峰はまだ来とらんのか?」
そこへやってきたのは、狐のような目をしたなんとも読めない男。
桐皇学園の人だよね?
桃「すいません!今電話します!じゃあ、Aさん、また後で!」
『うん!』
確か青峰って黄瀬くんと同じ中学のエースだよね。
ってことは、その彼が例の"ほっとけない"人?
?「海常のマネージャーさんやろ?わしは今吉や。よろしゅう」
『えっと、よろしくお願いします』
今「それにしても、えらいべっぴんさんやなぁ」
『…ありがとうございます』
今「今日はお手柔らかに。まぁわしらのチームが負けることはないと思うがな…」
片手を挙げてさっていく今吉さん。
あの人は苦手だ。
てか、負けることはないとかムカつく!
**
その頃の黄瀬&笠松
黄「先輩、最近よくそうしてるっスね」
笠松先輩は、インターハイに来てからよく一人で真剣な目で準備をしている。
笠「…うちの去年のインターハイの結果は知ってるか?」
黄「初戦敗退…っスか?」
笠「あれは俺のミスだ。一点差の土壇場でパスミスして逆転を許した。先輩たちの涙、OBからの批難。俺は、バスケをやめようとさえ思った。
だが、ある人が言ってくれたんだ」
黄「??」
笠「だからこそ、お前がこのチームを勝利に導けと。その後俺は部長になった。救われるつもりはねぇ。
だがこのチームを優勝させる!それが俺のけじめで、キャプテンとしての存在意義だ」
黄「…まっ、俺は青峰っちに初勝利が目標ってくらいっス」
笠「あっそ」
黄「まぁ、死んでも勝つっスけど」
笠「あっそ」
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血ぃ - 告白の仕方!!ハガレンのエドとウェンディの時のですね!!!!!!! (2019年11月13日 22時) (レス) id: c35be9c963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優 | 作成日時:2017年8月4日 0時