『笠松先輩…そろそろ時期だと思うんです』笠「なんのだよ？」『それはもちろん！私たちの結婚…グハッ』【笠松幸男】

▽「インターハイ」 ページ24

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合宿も終わり、通常の体育館練習へ。





監「もうすぐインターハイだ。気を引き締めていくぞ！」


全「おぉー！！！！」





もうすぐインターハイ。

笠松先輩を見ると、手を固く握りしめていた。





『…笠松先輩！』


笠「なんだ？」


『じゃんけんポンッ。あっちむいてホイ！』





突然のじゃんけんに勝ったのはもちろん私。

あっちむいてホイに勝ったのも私。


負けたことないんだよね。






『今、私勝ったんで結婚してください』


笠「絶対嫌だ！！」


『絶対？』


笠「絶対」


早「A！キャプテンの嫌がう(る)ことはダメだぞ！」


『わかってないなー早川は。笠松先輩は実は私のことが好きなのよ。だから嫌がってないよ』


早「そうなのか！お幸せに！キャプテン！」


笠「ちげぇぇぇぇ！！！！！」





いつもの光景。

やっぱり笠松先輩はこうでなくちゃ。





森「Aちゃん。やっぱり俺と君は運命の赤い糸で繋がっている。俺のお姫様になってくださ…」


黄「A先輩、これあげるっス」


森「黄瀬ぇえぇ！！！！」






森山先輩は置いていて、黄瀬くんが差し出してきたのはお菓子の詰め合わせ。






『どうしたのコレ？』


黄「昨日、撮影でもらったんス♪俺は女の子からもらったお菓子があるんで！」


『…ありがとう』






コイツがモデルなの忘れてた…。

お菓子は嬉しいけど、さりげなくする自慢はムカつくぜ！


なんで皆もっと近くに笠松先輩っていうハイパーイケメンがいるのに見ないんだろう。

まぁ、モテだしたら嫌だけどさ。






『じゃあ今日の練習は気合い入れて3倍でいきましょう！』


全「ころ す気か！！！！！」


『こんくらいじゃ人間しなないって♪じゃ、いってらっしゃーい』


全「………」


笠「…A、後で覚えとけよ」


『え、告白ですか？』


笠「ちげぇよ！」





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