『笠松先輩…そろそろ時期だと思うんです』笠「なんのだよ？」『それはもちろん！私たちの結婚…グハッ』【笠松幸男】

▽「2583回目」 ページ3

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今日で笠松先輩にフラれたの2583回目だ…。


いったい私の何がダメなんだろう…愛が足りないのかな？





小「新入部員達が来てるぞー」




小堀先輩の声で皆が前に集まる。

新入部員達が続々と挨拶をしていった。最後に挨拶をしたのは…髪が黄色！？奇抜！




黄「帝光中から来ました。黄瀬涼太っス」


『あっ！あのキセキの世代の！？』


黄「そうっス」


『そうなのかー』





じゃあ、すっごく強い人がこのチームに入るってことね！心強い！！




『じゃあ、次は私達の番だね。私はこのバスケ部のマネージャーの、高倉Aです！』




"マネージャー、可愛くね？"なんて声もチラホラ聞こえてくる。




『私の好きなものは笠松幸男！私の将来の旦那様も笠松幸男！！よろしくね！』


笠「うるせぇ！シバくぞ！！」




女子に飛び蹴りしてきたよ…。

でも、これも愛だよね！普通の女子にはしないもんね！




笠「あーっと…キャプテンの笠松幸男だ。よろしくな」




さっきまでヒソヒソ話してた新入部員の人たちも気づけば黙っていた。


私、第一印象はいいのに、その後は全然ダメなんだよなー。



昔流行ったプロフィール交換で

【第一印象】可愛い

【今の印象】メスゴリラ

って書かれたことあるもん。




森「俺は、森山由孝だ。好きなものは俺の天使、Aちゃん！よろしく！」


『………』




森山先輩って、本当に残念イケメンだよね。

残念って言葉はこの人のためにあると思う。




小「うちの部はちょっと個性的な奴等が多いけど、皆いい奴だから！マネージャーの美味しいスポドリが飲めるのもここだけだぞ！」


笠「まぁ、こいつのスポドリは一番だな」


『笠松先輩！！そんな…私のことが一番好きだなんて…』


笠「んなこと言ってねぇ！勝手に脳内変換するな！！」




でも、正直、すごく嬉しい。

笠松先輩に褒められたことないから、恥ずかしくてあぁ言っちゃったけど…


笠松先輩の為にスポドリ作り練習したかいがあった！！




笠「コイツも、普段はちゃんとサポートしてくれるから安心しろ。これからお前らのことビシバシ鍛えていくからな！」


全「はい！よろしくお願いします！」




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