▽「ジャンプ力」 ページ13
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リコちゃんの言ったとおり、確かに火神くんはすごい。
特にジャンプ力が。このまま成長したらすごいことになるわね。
先制点をとったのは火神くんだ。
…でも、
ダンッ
黄「俺、女の子にはあんまっすけど…バスケでお返し忘れたことないんすわ」
『うちの黄瀬くんは、一度見たプレーを自分のものにしてしまう。この子に勝つのは簡単じゃないわよ』
さすがキセキの世代というだけあって、初めてプレーを見たときから特別なものを感じた。
こんなのが他校にあと、5人もいるのよね。
火「…クソッ!!」
負けたのは、火神くん。
瞬殺だったと思う。
黄「やっぱ黒子っちください。うちでバスケやろうよ。こんな弱いところに…らしくねぇっすよ。勝つことが全てだったじゃん」
『…黄瀬くん』
黒「誘ってくれるのは嬉しいですが…丁重にお断りさせていただきます」
黄「なんで!?」
黒子くんは、誘われたとき困った顔をしていた。
そして、泣きそうな顔をしていた。
『黄瀬くん、もう帰ろう。黒子くんにも色々あるんだよ』
黄「…でも!」
『じゃあ、私達はそろそろ帰ります。黒子くん、ごめんね?失礼なこと言っちゃって』
黒「いえ、大丈夫です」
『火神くん、次は練習試合でね。あなたのジャンプ力はすごいと思う。頑張ってね』
黄「なんで敵を応援するんスか!?」
『うるさい』
黄「ひどいっス!」
私はなかば強引に黄瀬くんを連れて帰った。
**
火「………」
日「どうした?まさか…あのマネージャーが気になるか?」
火「いや、そんなこと!」
敵を応援するとか珍しいと思っただけだし…
ちょっと可愛かったけど。
日「まぁ、顔は可愛いからな…」
伊「でも、次会うときは練習試合だろ?その時に嫌でも見ることになるから」
火「なにをっすか?」
日「見たらわかるさ。残念って言われる理由がわかる」
リ「…ちょっと変わってるのよね」
火「??」
意味がわからねぇ。
…変わってる?残念?なんのことだ?
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血ぃ - 告白の仕方!!ハガレンのエドとウェンディの時のですね!!!!!!! (2019年11月13日 22時) (レス) id: c35be9c963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優 | 作成日時:2017年8月4日 0時