【stpr】マフィン焼いたら家燃えた 2

マフィン60 ページ15

『二人って、すとぷりメンバーなの？』



私がずっと抱えていた疑問を口にするとその場の空気がぴん、と張り詰める

誰も何も発さないまま、動かないまま、ただそこに存在するだけ

やがて沈黙に耐えかねたころんが口を開いた

こ「なんでそう・・・思った？」

ちょっとその声が震えていてなんとなく本当なんだろうな、と予想する

『疑問を抱いていたのは再会した時かな。声が似てたしたぴちゃんの名前も一緒だったし。
ちょっと確信を持ち始めたのはこの前のお出かけ。りいくんを莉犬くんって言ってた辺り。』

一度そこまで言って区切り、振り返ってりいくんの顔を見ると難しい顔をしていた

恐らくころんも同じような顔

ここまで言って引き返せるわけもないので最後まで続ける

『確信に変わったのはさっき。なーくんから贈られたるーむうぇあを僕のって言ってたから。
送り主以外に僕の、と言えるのは元となった本人だけでしょ？』

りいくんも同様、と私が付け加えるとりいくんが大きくため息をつく

莉「はぁ・・・バレてたかぁ。ちゃんと隠せてたつもりだったんだけどなぁ」

ついでに流石先輩、と拍手を送ってくれた

うん、溢れ出るりいくんのこのラスボス感よ。前世魔王か何か？

私がそう思っているところんがぐでん、とこちらにもたれかかりながら頭を撫でてくる

こ「ほんとそれな。僕バレてないと思ってたもん。先輩こういうとこはすごいね」

『こういうとこも、な』

ぺしっ、と軽く頭をたたくところんはふにゃり笑った

こ「先輩がこういうので態度変える人じゃなくて良かった」

『後輩はどんな風になっても後輩だから』

それに平然を装って笑い返したが内心バリバリ動揺している

こんなどこぞの夢小説のような出来事が起こっていいのかと

確信してたから大丈夫なんじゃないの？と思う人もいるだろうから一つ言い訳しておく

例え確信していてもそれは私の予測に過ぎないから、確定に変わった今とは違うのだ！

まぁでも好きと推しが合わさっても、ただの大好きに変わるだけで支障はないしいっか

色んな思考が飛び交う中そう結論付けた






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新作の件についてお詫び

えー、893パロか元消しゴムか、何にしようか迷っていたところ、神様パロという考えが出てきたので新作は神様パロになりました
期待を裏切ってしまいすみません
どうかその広い心でお許しください
今日中に出します
そっちでもよろしくお願いします

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