【stpr】マフィン焼いたら家燃えた 2

マフィン59 ページ14

こ「もーまじでさぁ、僕のやつだけでいいって言ったじゃんー」

私がりいくんから莉犬くんのるーむうぇあを受け取ったのが不満だったのかぶーぶー、と口をとがらせながら反論するころん

ちゃっかり私の足の間に座っているので前が見えない

この足長猿め

そして文句を言われた張本人であるりいくんはケラケラ笑いながら、私の髪を三つ編みにしてくれている

莉「えー？いーじゃん減るもんじゃないし俺も俺の着せたかったし。先輩もルームウェア多いほうが嬉しいでしょ？」

『まぁ困りはしないよね』

りいくんにのっかって私もころんの髪をあみあみしながらそう返すところんはより一層頬を膨らませる

こ「そうじゃないの！僕は、その・・・」

反論をしようとしたのか大きな声を出したが、後ろにいくにつれて小さくなっていくころんの声

おーおー、どしたどした

気になってころんの肩に両腕をぶらん、と吊り下げると意外にも払われない

こういうの真っ先に払いそうなのに意外かも

私がそんなことを思っているとようやくころんが口を開いた

こ「やっぱ何でもない。先輩にだけは教えない」

『えぇー』

教えてくれるのかと思ったらまさかのはぐらかし

こう言う途中で言いかけてやめるのはすごく気になるからやめてほしい

まぁでもそれは今度聞き出そう

私が今聞きたいのはただ一つ



『二人って、すとぷりメンバーなの？』



こ「え」

数分ほど前にも味わったあの緊迫感が再来した

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