【stpr】マフィン焼いたら家燃えた 2

マフィン58 ページ13

『・・・と、まぁそういう訳でございますです』

こ「すみませんでした・・・」

嘘なんてついたら即殺されるんじゃないか、と言うほどの圧力の中で事情を説明する

ころんも隣で土下座している

りいくんは少し厳しい顔をした後いつも通りのかわいらしい笑みを浮かべた

莉「んー、そいつの事は全くもって許せないけど先輩が無事でよかった！」

張りつめていた空気がふっ、と柔らかくなる

それに安堵する私にりいくんは、先輩の怪我が早く治りますよーに、とおまじないまでかけてくれた

やっぱり私の後輩はいい子ばかりだ

よしよし、とりいくんの頭をなでると嬉しそうに目を細める

莉「へへ、俺先輩に撫でてもらうの好きー！」

辺り一面が花畑に変わったんじゃないかというくらいまた笑ってくれるりいくん

なんだろう、母性が。母性がくすぐられる

わしゃわしゃとりいくんを撫で続けていると頭の上に何かが乗ってきた

こ「僕も先輩に撫でられるの嫌いじゃないから撫でて」

撫でるって言ったって私より上に頭あるんですけどね？？

そう思いながら頭の上に腕を伸ばして撫でる

こういうツンデレが似合う人間に私もなってみたかったな

神様、来世は頼んだ！

そんなことを願いながら




ーーー
そういえばおまじないってお呪いって書くらしいです
いや、お話とはまったく関係ないんですけどね

あと、溺死が完結しそうなので近々新作作ります
もうすぐ完結しそうなやつ↓
ちょっと溺れて死んできます!

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