ヒロイン潰す為に帰ってきました。 Ｐａｒｔ２

2ー66 ページ48

皆さんの好みを訊いてからスポドリを作りに行く。


終わって体育館に入ると、ちょうど３対３が始まったところだった。

どうやら、スコアと得点板を担当する私が戻ってくるまで、待っていてくれたようだ。



試合は、ガチ勝負というよりは、１年生３人に３年生２人が教えていくような形で進んでいった。

それでいて獲るところは獲っているんだから、流石としか言いようがない。


攻撃の強いフクロウチームと、ブロックが凄いネコチーム。

どちらも実力は五分五分だろうか。




「リエーフ！バンザイブロックすんなって言ってんだろ！！」

「２ｍ相手に決めるなんて、流石俺の一番弟子！」


え、日向君って光太郎先輩の弟子なの？

確かに、なんとなく同類って感じはする。



「あ！？卑怯だぞお前ら！！」


光太郎先輩の声に、どうしたのかと見ると、日向君相手に３枚ブロックを飛ぼうとしていた。

うわぁ、コレは決められない。


そう思ったんだけど、


「凄い・・・」


思わず目を奪われた。

だって、まるでブロックがクッキリ見えているみたいに、見事なブロックアウトを決めたから。



ごく稀に、こういう選手がいるって聞く。

頂に居るほんの一瞬の間に、ブロッカーの指先や奥のレシーバーまで、ハッキリ見える選手。

日向君は、それなのかな。







-----------------------------------------

たまに原作入ります。


作者の文才の無さゆえの事です。

原作に頼ってストーリー作っていきます。

2ー67→←2ー65

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す