【成宮】ｶｻﾌﾞﾗﾝｶ【鳴】38

【白河】ｱﾈﾓﾈの恋【3】 ページ18

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・ﾌｫﾚｽﾄさん経由からの続きになります。
3←は、3ﾍﾟｰｼﾞ目なので3です。



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「前にね。 タマリンに言われたことがあるの 」


希望が言った。 白河の目を真っ直ぐ見て。
タマリンとは佐藤環。
Aをファッションショーに誘った人物だ。




(ごめんなさい。 ﾌｫﾚｽﾄでは環って書いてしまいましたが
希望は、タマリンと呼んでましたよね )



何を? 白河は言葉に出したかった。

だが･･････ 元々が無口な性格。


相手が話しやすい空間を作ってあげる事しか出来ないで
俯いた。




「私･･････ アナウンサーになりたいの。
英語は必須でしょ? 」 靡く髪を気にもしない。

弄ぶ風に抵抗する事なく、顔に掛かる髪がユラユラと光沢を帯びる。




「アナウンサー 」 へー。 数度首を縦に落とした白河は
希望の瞳を見た。




靡く髪の隙間から光る眼光を
綺麗だと思った。




「そう。 タマリンは夢にしか生きてないからね･･････
私の夢も応援してくれてるんだけど･･････
留学辞めたいなっていったら怒られちゃって 」




クスッと笑った希望。
もっと白河と居たいと思っていた。

否。 今でも思っている。




しかし高々、学生の恋。
佐藤は、それを永遠ではないと否定したのだ。




昨晩電話で。



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