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男子部屋トーク【◯/★森山】 ページ34

「第一回男子部屋トーク!!」

俺が元気に言えば
笠松と中村は呆れた顔を見せ
小堀は苦笑いをして
黄瀬と早川だけが盛り上がっていた。

うん、いつものパターンだよね。

ちなみにAちゃんは疲れたようで
笠松の布団で寝ようとしたから
笠松が怒って自分の部屋に帰らせた。

Aちゃんって、ピンポイントで笠松の布団行くけど
アレはわざとなのか、無自覚なのか…
まぁ、後者だろうな。Aちゃんだし。

「じゃあ、お題は明日のAちゃんの水着予想ー!」

「バカか!!お前は!!」

わかってたけど、笠松にシバかれた。

「絶対白!Aっち色白だし、似合うっすよ絶対!」

黄瀬はもう話を始めてる。
俺はソレに大いに頷いた。

「あー、わかるわかる。白は男のロマン」

「黄瀬ェ!!!話を始めんじゃねぇ!!」

やっぱり、黄瀬もシバかれた。

「なんでも可愛いだ(ろ)、Aは。」

しれっと男前発言しやがった早川に
笠松はツッコミを忘れて目を見開いていた。

「でも、Aって胸大きいわけじゃないですよね」

「中村ぁぁぁ!!お前まで何言ってんだ!!!」

まさかの中村からの爆弾発言に
笠松は真っ赤になってツッコんでいたが
俺は確かに、と口元に手をやり考える。

横を見れば黄瀬も同じ顔だった。

「Aっちって、隣に桃っちとか南ちゃんとかいるから、損っすよね」

黄瀬、お前最低だな。と思いながらも
実は俺もそう思っていた。

「黄瀬ぇ!!お前、最っ低だな!!!」

ちゃんと、笠松がツッコんでくれた。

「いや、Aはちょうどいい」

「やめろ!!!早川っっっ!!!」

おい、2年どうした。
早川が真剣な顔で話しだした。

俺達の暴走に疲れている笠松を
小堀がまぁまぁと笑って宥めていた。


「蝉で抱き着か(れ)た時、マシュマ(ロ)かと思った」


一瞬しーんと静まり返る。
まぁ、各々想像してしまってるんだろう。

「あ、大きさじゃないっすよ。」

早川が冷静にそう言うと、そんな事はわかっていたのだが
あまりにも早川の羨ましい状況に腹が立った。
つーか、早川なんでお前こういう時は冷静なんだよ。
いつもそれくらいであれ。

「早川、お前、覚悟できてんだろうな」

「ひぃぃぃっ!!すんませんっ!!!」

おお、笠松が珍しく早川相手に鬼化してる。

「まぁまぁ、笠松だって、よく抱き着かれてるだろ」

まさかの小堀の爆弾発言に
全員が笠松を見た。

みるみる、真っ赤になっていく笠松。

うん、良くわかった。

まぁ、なんというか、明日の海が楽しみだ。

好きな匂い【◯】→←お風呂あがり【◯中村】



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作者名:chieko | 作成日時:2023年12月4日 23時

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