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奪われる ページ19

大学の講義を終えた
Aの前に立派な車が止まる。

「お久しぶりです、Aさん」
「赤司くん?!」
「早速ですが奪いにきました」
「は?」

呆けてる間に、車に乗せれられ
着いた先は、いかにも高級そうな料亭。
赤司が入れば、店員はニコニコ笑い個室に通してくれた。

「赤司くん…なんなの?」
Aが怪訝そうに聞くと、赤司は笑い
「湯豆腐はお好きですか?」
と聞き返された。

「え、まぁ好きだけど…」
「それは良かった。まぁ嫌いと言われたところで食べさせますけど」
ニヤリと妖艶に笑う赤司に、Aは顔をひきつらせた。

しばらくして、湯豆腐と料理が運びこまれる。それを食べると、Aは頬を緩ませた。

「おいしい…」
幸せそうに食べるAを見て赤司も笑う。

「相変わらず…可愛いひとですね」

なんだかまた妖しい雰囲気になりそうなのを察知し、Aは急いで料理を食べた。

「…そういえば、まだ言ってなかったね。IH優勝おめでとう。」

それに赤司は苦笑いする。

「当然の結果ですよ。僕は負けない。」
そう言うと、対面に座ってた赤司はAの隣に移動してきた。

「どんな勝負にも…勝つのは僕だ」
そうAの頬に触れば、Aはビクッと肩を震わせた。

「あ、赤司くん?本当冗談が過ぎるよ?」
「…言いましたよね?奪いに来たと」
「ちょっと…待っ…」
「待つのは嫌いです」

それはあまりにも一瞬で鮮やかに
赤司はAの唇を奪った。

「んっ…」
Aが必死に赤司を退けようとしても全く動かず、むしろキスが深くなり身体は押し倒される。

「いい眺めですね」

そのキスの影響で顔が赤く、潤んだ瞳のAを見下げて、赤司はニヤリと笑った。

「…去年まで中坊のやることじゃない」
精一杯の強がりをAが言えば
「言ったでしょう?大人になんかすぐになれるって…。」と赤司が言い返す。
掴んでいた手が緩まった瞬間、Aは赤司を押して、そこから抜け出した。

「昔の赤司くんを返して」

「…Aさんは勘違いしてる。もう一人の僕でも、きっと同じことをしていた。遅いか早いか、それだけの違いだ」

冷ややかにそう言われ、Aは眉間にシワを寄せた。

「帰る。代金は…」
「いいですよ。別のをいただきましたから」
そうペロリと唇を舐める赤司にAは悔しそうに顔を赤くした。

------------------
(気をつけてください)
(は?)
(狙ってるのは僕だけじゃない)
(なに言って…)
(年下でも男は所詮男だということです)

合コン相手が知りあいだった→←主将だって甘えたい



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あきは - 初めまして!とても楽しくてキュンキュンしてます!更新大変かと思いますが、是非続きを読みたいです! (2019年1月10日 23時) (レス) id: 087715fee8 (このIDを非表示/違反報告)
chieko(プロフ) - Chikakoさん» おはようございます!コメントありがとうございます(*^^*) 嬉しいです(´;ω;`) 中々更新できずにすみません(ToT) 誰を書こうか迷走中です← 頑張ります!!ありがとうございます(*^^*) (2017年5月20日 11時) (レス) id: a95e3ff3e0 (このIDを非表示/違反報告)
Chikako(プロフ) - おはようございます!作品、楽しく見てます。更新、頑張って下さい!楽しみにしています! (2017年5月20日 10時) (レス) id: b1c9388361 (このIDを非表示/違反報告)
chieko(プロフ) - ツバキさん» ツバキ様!こちらも読んで頂いてありがとうございます(*^^*) こちらオールキャラ目指してます!楽しんで頂ければ幸いです( *;∀;) だいぶ亀更新になってるのでこちらも頑張ります!ありがとうございます\(^^)/ (2017年4月9日 20時) (レス) id: a95e3ff3e0 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ - 拝見させていただきました!とても面白いですね!!ここでは、笠松だけでなくみんな可愛くてカッコいいですね!!こちらも更新頑張ってさい! (2017年4月9日 18時) (レス) id: 79a4cbf801 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chieko | 作成日時:2017年3月12日 1時

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