誓い ページ10
A宅の帰りしな、二人で明日の事について少し話し合っていた
必要な物は全て取ってきたといえど、着替えとかメイク道具とかアルバム、それくらいで日用消耗品や食器類はまだまだこれから揃えていく所だった
「お箸とコップとお茶碗も必要だよな
後は歯ブラシとかも」
等を話しながら忘れない様にちゃんとメモを取る
「んー…それくらいだね
後は…思いつかないなぁ」
なんて首を傾げて言う彼女が最初家に来た時よりもいつもの調子に戻って来ている事に少し安心しながら会話を進めていく
それと同時に近所に確か少し大きめのモールがあったなと思い出し検索をかけるとある店の情報が目に入り彼女に声をかける
「そうだなぁ、近所に大きめのモールがあるからそこで買おうよ
後ほら、ふわふわオムライスの専門店があるんだって」
好きだろ?なんて声をかけると彼女から間髪入れずに「好き!」なんて声が返ってくる
想像してなかった元気な声に俺が肩を震わして笑っていると
「なんで笑うの…
恥ずかしいじゃない…」なんて少し顔を赤くして言う彼女
「ごめんごめん、オムライス好きだったもんな
トッピングもできるってほら」
俺はまだくくっと笑いながら専門店のメニューを見せるとキラキラした眼差しで真剣にメニューを見ている「チーズも…ハンバーグまでトッピングできちゃうなんて…」とぶつぶつ言いながら歩く彼女がこけない様に少し気を付けながら見ているとあっと声を出し
「ご飯のメニューばっかり見てたら買うもの忘れちゃいそうだね」
という
「まぁ、忘れたなら思い出した時に買えばいいよ
今だけ…じゃないんだし」
「えっ…それってどうゆう…」
そんな事を思わず口走ってしまった俺の言葉に対して少し目を見開いて問う彼女を制していつの間にか着いていた家の鍵を開けドアに手をかける、まだ固まったままの彼女に
「今は、まだ内緒」
と言いながら明日からの生活に期待、そして少しの希望を抱いて
君と俺を繋ぐ物語はまだ一歩を踏み出したばかり
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年7月10日 22時) (レス) @page18 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまごきゅうり | 作成日時:2021年1月13日 0時