【マギ】紅覇「大好きだよ…」 (ページ15)

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紅覇side ページ15

＿＿来る。

直感だがそんな気がして、僕は大剣を構えた。

如意練刀を巨大化させる。

ドォーーーーーーン‼

攻撃は僕の如意練刀で防いだ。

しかし、敵の攻撃の威力は僕の想像よりもはるかに強かった。

紅覇「くっ…！」

後ろを確認し、みんなが無事か確かめる。

紅覇「よかった…無事だった…」

Aも無事だ…よかった。

予想していた以上の敵だけど、僕の方が上だ。

紅覇「みんな！敵の強さはまぁまぁだけど、問題なく勝てるよ！前衛部隊は僕と前進！後衛部隊は前衛部隊の援助を頼む！それじゃ、出撃開始！！」

指示を下すと、みんな一斉に動き出した。

Aを含めた前衛部隊は、敵に向かって突撃を始めた。

紅覇「はぁぁぁあ！！」

『はぁっ！』

紅覇「A！敵はどのくらいの数なのかな？」

『数が多くて後ろが見えません！おそらく、後ろにもたくさんいると思われます！』

紅覇「そっかあ～…じゃ、使うかなっ！」

『了解です！私達は一旦下がります！』

一気に片付けてやる！

僕は極大魔法を使うことにした。

あまりにも敵の数が多いからだ。

僕とAの呼び掛けで、兵士たちは極大魔法を使う範囲から離れてもらった。

魔装をし、空の上で下を見下ろす。

ぞろぞろと化け物たちが歩いている。

紅覇「僕の極大魔法でまとめてぶっ.殺してやる！

無情を刻む、圧殺の女王の嘆きに散れ…極大魔法『如意練鎚』!!!」

ゴォーーーーー!!!

極大魔法で大地ごと敵は押しつぶされていく。

敵は強い重力に耐えきれず奇声をあげながらつぶれていった。

やがてすべてがつぶされ、敵は跡形もなくなり、大地にはぽっかりと穴があいた。

紅覇「やった…倒したっ！倒したぞー！！」

「「わぁーーーー！！」」

みんなが歓声をあげる。

ここまでかかった時間は、一時間。

死者0人。重傷者もなし。

無事に片付けられたので、安堵し地上に降りる。

『紅覇様！』

Aが笑顔で駆け寄ってくる。

『紅覇様！お見事でした！敵はあっという間に倒せましたねっ！ありがとうございます！！』

紅覇「ここまでできたのは、Aとみんなのおかげだよ～。おかげでこうやって無事に戦いを終えることができた。僕こそありがとうだよぉ」

僕は知らなかった。

戦いはこれからだということに。