8話 ページ10
『さて。やっぱ八寒地獄は居心地いいね〜。』
唐瓜「えっ、こんな寒いのに!?」
『私は元々寒い地域の狐だからね〜。』
春一「ん?あ、Aかよう。」
『春一。久しぶり〜。』
茄子「知り合い?」
春一「幼馴染なんだよう。」
『はい。シャーベット。』
唐瓜「こんな寒いのによくシャーベットなんか食べれますね...」
春一「そんなに寒いかよう。」
茄子「寒いよ〜。うー、ブルブル...」
『で、摩訶鉢特摩地獄は特に問題なさそうだね。』
春一「そういえばあいつが最近八大に行きたいって言ってたような...言ってなかったような...」
『あの人?ちょっと聞いてくる。おーい。最近八大に行きたがってるのって君?』
獄卒「はい。」
『やめといた方がいいよ。春一なんか八大行って服全部脱ごうとしたから。』
獄卒「そんな暑いんですか...」
『それは春一に直接聞いた方がいいと思うよ。私達にとっては平均温度だから。』
獄卒「そうですか。」
『まぁ、話を聞いた上で行きたいって言うんなら、なんらかの形で連れてってあげるよ。』
春一「おぅい。このシャーベットの味、変だよう。何入れたんだよう。」
『あぁ。春一が嫌いなおでんを凍らせて入れといたよ。』
春一「うげぇ!?おでん!?お"え"え"え"」
唐瓜「何かデジャヴが...」
『八大でおでん食べて以来おでん食べると吐く。』
茄子「汚いな!」
春一「仕方ないよう。おでんってすごく不味いんだよう。」
茄子「そうかなぁ?」
『さ、次は鉢特摩地獄行くよ。』
春一「あ、ついて行くよう。」
茄子「 ? ついて来るの?」
春一「どうせ道分からなくなるよう。」
『この前そう言って余計迷わせたの誰だっけ?』
春一「うっ...」
『道なら分かるからついて来なくていいよ。』
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作者名:あさっち | 作成日時:2016年10月22日 2時