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2話 ページ3

獄卒1「A様。こいつなんとかなりませんか?"微妙"にしぶといんです。"微妙"に。」


桃太郎「微妙微妙言うな!!お前、俺と勝負しな。それとも怖いか?」


獄卒1「お前、失礼だぞ!」


茄子「A様はな、偉い御方なんだからな!」


桃太郎「あー?どれくらーい?」


獄卒1「閻魔大王の第二補佐官、地獄のトップ3なんだぞ!」


『たいした者じゃないよ。鬼灯さんの方が偉いし。地味地味。』


桃太郎「キーッ!腹立つー!!」


『そもそも私達は鬼ヶ島の馬鹿共と違って身を粉にして働いてるの。倒される筋合いはない。』


桃太郎「もうホントあな、この怒りぞはらさばやと思ひ候ふ!!」


犬「怒り方が古いよぉ...」


雉「室町時代の人間だからな...」


桃太郎「殴る蹴るのタイマンはったろかぁぁぁ!!」


『あ、殴る蹴るでいいならすぐ済むから助かるよ〜。』


桃太郎「いや、暴力はよくないよね...」


『地獄だし暴力で解決しようよ。』


桃太郎「ま、まずはお前達、試しに行ってくれ。」


犬「えー嫌だよー...」


桃太郎「どうして!」


雉「アンタ行けよ!」


猿「ずるいー...」


『もめてるから今の内に仕留めようか。』


茄子「あ、犬が出てきた。」


犬「はぁー...自信無いなぁ...」


桃太郎「シロー、とりあえず、なんか挑発しとけー!」


A(あ、シロっていうんだ。)


シロ「うぇー...んーと...き、気持ち悪い髪色!!」


『ソフト○ンクのお父さん!』


シロ「それだけは言われたくなかった...」


猿「くっそー!今のはひどい!」


雉「負け犬シロの仇!我等が!」


シロ「負け犬言うな...」


柿助「チームのブレーン!柿助!!」


『柿助?あぁ。柿助って確か600年前カニの一家に傷害罪で訴えられてるよね。謝った?』


柿助「過去の...過去の過ちは許してくれ...」


ルリオ「柿助!おのれ!!ロケットランチャー!雉のルリオ!!」


『んー...君は、思ったよりでかいなーって思った以外特にないね。』


ルリオ「雉って...」


桃太郎「あああああ!同志ー!!」


ルリオ「桃太郎...やっぱ鬼は強ぇえよ...」


『妖狐だって。』


シロ「無駄な喧嘩は売るもんじゃないね...」


桃太郎「おのれ鬼め...」


『だから妖狐!』


桃太郎「所詮血も涙もない奴よ...!いざ!桃太郎の剣術、受けてみよ!!」


ザッザッ


『よっと。』
パキッ

桃太郎「いやぁぁああああ!!」


柿助「えっ!?素手で刀を折った!?」


茄子「そういえばA様って怪力だったよね...」

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作者名:あさっち | 作成日時:2016年10月22日 2時

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