10話 過去編 ページ12
砺堆「そうえば、Aさんってどうして第二補佐官になったの?」
『あー...私って元々極楽満月で働いてたんだよね。』
砺堆「え!?」
『というか、あー...もう面倒くさいから私の過去全部話すよ。』
〜1000年前の地獄〜
幡紗(まさ)「あなたの名前はAね。」
『A?』
幡紗「そう。A。」
白澤「幡紗ちゃ〜ん。」
幡紗「あ、いらっしゃい。白澤様。」
『お母さん。この人は?』
幡紗「白澤様っていって、中国の神獣で漢方薬局をやってらっしゃるの。」
白澤「初めまして。」
『お母さん、私、白澤様のところで働きたい。』
幡紗「え!?でも、白澤様の迷惑に...」
白澤「ん?別に迷惑にはならないよ〜。」
幡紗「じゃあ、Aのこと、お願いします。白澤様。」
白澤「分かった〜。」
〜回想一部終了〜
『で、極楽満月で働くことになったんだよね。』
瑠羅「なんで白澤のとこで働きたかったんだ?」
『あ、瑠羅ちゃん。あの頃は漢方とか薬に興味あってね。』
瑠羅「へぇ〜。」
〜白澤のところで働き始めて数百年〜
白澤「Aちゃん、大分薬剤師が板についてきたね。」
『200年程ここで働いてますから。』
ガラガラ
鬼灯「白澤さん、金丹を...まぁた新しい人ですか。」
白澤「違うからね!?彼女は200年くらい前に来て、ここで働いてるの!」
鬼灯「あぁ。そうでしたか。」
『どちら様ですか?』
鬼灯「私は閻魔大王第一補佐官の鬼人、鬼灯です。」
『鬼灯さん...あぁ。何回か聞いたことあります。私はAと言います。』
白澤「はい。金丹。10000円ね。」
『あれ?5000元じゃありませんでしたか?』
鬼灯「5000元で合ってますよ。」
次に続きます
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作者名:あさっち | 作成日時:2016年10月22日 2時