【ONEPIECE】51回目の人生はトリップ！？

五話 ページ6

正午、少女の船は海のど真ん中でのんびりと進んでいた。

｢青い空に蒼い海、心地好い潮風、んんー気持ちいい〜！｣

天気は快晴、絶好の航海日和。

いいねぇ〜こういう穏やかなの。
ぶっちゃけ目的地っていう目的地も無いから、取り合えず何処かの島にでも行くか。
まあその前にお腹空いたから腹ごしらえに簡単な料理でも作ろう。

船内に入り、厨房へと向かった。
厨房の広さに対して調理器具はまだまだ少ないのでこれから集めていこうと思う。
一式揃えるつもりなので、選りすぐりのものを探そうと思っている。

それに私の作る料理を食べてもらう仲間も集めなければ。

できた料理を甲板へ持って行きテーブルに置いて食べはじめる。
うむ、予想通りの味じゃ。

のんびりしていると島が見えてきた、無駄にいい目で島を観察すると、中々栄えているようだった。
楽しそうな雰囲気に心も躍る。
のんびりも好きだが賑やかなのも好み！
絶対に行く。

＿＿

島に着くと早速ショッピングである。
この島には独特な文化が栄えているようで、民族衣装や伝統的な料理を楽しんだ。

まあ賑やかなのもいいことだが、そういうところには必ず闇がある。
まあつまり、治安が悪いのなんの。
この小さな体を誘拐しようとしたり、そういう趣味を持っている人にめっちゃ狙われたものだから、色々能力で16歳ぐらいの中性的な女の子に姿を変えて探索した。



まあ、あんまり意味は無かったが(男女関係なく10回ほどナンパされた)
顔を変えるのも、もう面倒臭かったので放置。

更に、治安の悪さは留まるところを知らず、強盗や引ったくりが出るわ出るわで片っ端から倒して行った。

そのせいか、宿を見つけたときには日もくれてヘトヘトだった。

この島のログは三日のようなので宿をとり、そこに泊まる事に決定。
船でもよかったがどうせなら泊まろう、ということで宿を取った。

シャワーを浴び、ベッドに寝転んだ。

｢あー、そういえば腹減ったな」

屋台で腹ごしらえでもするか。
思い立ったが吉日。ベッドから飛び起きて荷物を持って部屋を出る。
ここは美味しいものが沢山あるものだから、つい食べ過ぎてしまう。
食べ過ぎには注意しなければ、と思い宿を出たそのとき＿

｢キャーッ！｣

｢かッ海賊だぁー！｣

その声に反応した人々は悲鳴を上げ、一目散に逃げ出した。

｢ま、マジでぇ？」

一日でこんなに事件に出会ったの始めてなんですけど、もう面倒事に関わるのは勘弁だわ。
さっさと逃げよ。

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