二十三話 ページ24
「え」
「社長さんもつまらない嘘つくのはやめろよ、めんどくせぇ」
「う、嘘って」
「だからぁ、社長さんは【破壊に導く者】じゃねぇってことよ」
ダンガは瞳を見開く、俺の発言に他の隊員達も一安心した様子だ。
だが、社長本人は納得しない様子で
「自分だと言っているじゃないか!?何故信じない、私がアメノサグメだ!それでいいだろう!?」
「いいや、ちっとも良くないね。
社長さんは長年一緒にやってきた仲間を庇おうとしてんのかもしれないけど、それはお前の為にも、ましてや相手のためにもなりゃしない。人を庇うってのは使い方があるんだよ、それを間違えるな、アンタは社長なんだろ?
人の上に立つ人間なら、部下を変に庇うんじゃなくて、迷惑かけた人へ、そいつと一緒に頭下げんのが道理ってやつだろ」
社長は俯いたままで、何の反応も示さなかった。それを見てから
一呼吸置いてもう一度話を再開する
「それに相手は道を外れたと言ってもカミサマだぜ?それを偽ろうってのはむしろ失礼に当たるんじゃねぇか?
なあ、アメノサグメ、いや
ダンガって呼んだ方がいいのかな」
俺が呼んだもう一人の人物だ。
「ふっ、っはは、あっはははははは!失礼っふふ俺に失礼ねぇ
やっぱり面白いな嬢ちゃんは。」
しばらく笑ったあと、落ち着いたのか、深呼吸をして無表情になったダンガはため息をついて目を開いた。
「_大当りだよ。俺がアメノサグメだ」
その目は黄昏のようなオレンジに染まっていた。社長以外の隊員達は皆、茫然と立ちすくんでいる。それもそのはず、ダンガもとい、アメノサグメからは尋常でない程の殺気があふれ出ているのだ。
「おお、怖や怖や」
「ふざけてるのか」
ふざけてます←
まあそれはここまでにするとして
「サグメ、テメェの狙いはなんだ。」
「俺か?俺の狙いは、
生きつづけることだ!!
俺という存在をこの世に知らしめて、世界を支配する!!人は皆、俺のことを恐れ、崇め、従う!!いつまでも、いつまでも!この島はその始まりのはずだった
それをお前が台なしにしたんだ
なあ、本当に失礼なのはお前の方だよA」
「ハッ!カミサマが死を怖がるのかよ
世も末だな」
俺の言葉を聞いてダンガは脱力し、顔から感情が抜け落ちた人形のようだった。
「......俺が、死を怖がるだと?」
「なぁんだ、自覚してなかったのか」
「....っ!俺は怖がってなどいない!!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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小さな虫(プロフ) - ルナさん» 読んでいただきありがとうございます!物語の進行上、ロシナンテに関してどうなるかは、後先考えずに書いているので、私にもわかりませんwですが、前向きに検討させていただきます!コメントありがとうございました! (2020年5月24日 1時) (レス) id: a1687602fd (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 小説読ませていただきました!面白かったです!原作崩壊にともない救済措置をするキャラクターにロシナンテを入れていただけたら嬉しいです! (2020年5月24日 1時) (レス) id: 0170e44a0f (このIDを非表示/違反報告)
小さな虫(プロフ) - Kanonさん» ありがとうございます!これからも頑張らせていただきます!設定、気に入っていただけたなら光栄です。kanonさんとは気が合いそうですね! (2018年9月8日 11時) (レス) id: 550c0109ec (このIDを非表示/違反報告)
Kanon(プロフ) - 題名見て面白いの確定、内容見て面白さが倍、自分が大好きな設定です! (2018年9月5日 18時) (レス) id: 08adac8b7f (このIDを非表示/違反報告)
小さな虫(プロフ) - レミさん» 有り難うございます!頑張ります! (2018年3月28日 21時) (レス) id: c5c31ad411 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小さな虫 | 作成日時:2018年1月31日 18時