【あんスタ】俺の幼馴染みは腹黒王子【羽風薫】

＃26 ページ26

聞こえる驚く声。まあ、予想よりははるかに少ないが。
不満と賛成は…まあ、半々ってところか。



『でも、実はこれでゲストとしての最後のライブってわけじゃないんだ。
最後はUNDEADに行こうと思ってて』




薫もいるしね〜♪と言うと、会場の一部が悲鳴を上げる。

…あァ、そういや俺と薫のカップリングが人気だとか言ってたな。
なんのカップリングかは言わねェが。






「なんでまた急に決めたんだ？」



『んふふ、それはね？

夢ノ咲通信って雑誌のインタビューに載ってるよ！！ みんな買ってね！！
っていう宣伝〜♪』





どっと会場が沸く。
インタビュー長かったし、放送委員に聞かれたから、口調が面倒だったけどなァ。




『本当のこと言っちゃうと、どこでもよかったっちゃどこでも良かったんだよね。
まぁでも、どうせならあんまりママさん帰ってこないし、その間に俺が知名度上げてびっくりさせてやるんだ〜♪

この衣装も、似合ってるでしょー？』




かわいー！ という観客の声に、満足げに笑う。





「お前なぁ…自分で言うものじゃないぞ〜？」



『心配しなくても、Rabitts*のみんなが一番かわいいよっ！！』





てか、男でこいつらより可愛いやつらなんかいねェだろ。
そこらにいる女より可愛いんだから。

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