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#12 ページ12

『ちはーっす』


ゆるりと片手をあげて挨拶。一応運動部だから、挨拶くらいはしておかねェとな。
つーかしろってウサギに言われた。





「…あれっ、A先輩ですか?」



『よう。遊木か。……今日は泉いねーんだな』



「なんで残念そうにしてるんですか。
泉さんならあそこに隠れて盗撮してますよ……」





視線を送ると、確かに草木に覆われて気づきにくいが、日光に反射して光るものが。
多分、カメラのレンズが光ってんだろう。

……にしても、気づいてんなら隠れる必要ねェと思うけどなァ?






「うわっ……Aか。来るなら来るって先に教えりょって何度も言ってるらろ〜!」


『ようウサギ。別にいーじゃねェか』






いつも通りカミカミな口調。
どうどうと落ち着かせると、そのまま後ろに回り込んでウサギの頭に腕を乗せる。

丁度いいんだよ、コイツの頭の位置が。
桃李が抱き枕だとすれば、こいつは腕置きだなァ。





ぼんやりと考えていると、下からウサギの不満そうな声が聞こえたので離してやる。



あァ、今度Ra*bitsからもライブの出演依頼来てたっけなァ。
創達にも最近会ってねェし、今度ユニ練に参加するか。





頭の中で予定を組み立てながらラケットを取る。真もゆるゆると動き出している。

運動部がそれで良いのか、と言いたいところだが、別にこれは大会で成績を残すような体育会系はいねェし大丈夫か。





そのままコートへ歩いていくとサーブを打ちだす。
スパァン、と小気味よい音を立ててボールが向こうのコートへ落ちる。
その調子で1球、2球、3球……と打つうちに、カゴひとつ分を打ち終わってしまった。

考え事しながら打つのはよくねェな、悪い所とかが改善できねェ。





「A〜、ちょっといい……?」









凛月か。名前を呼ばれた方へ歩いていく。



どうでもいいが、最近凛月とよく一緒にいる気がする。

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果凛(プロフ) - Knight を護る騎士でいたかったさん» うん、お願いしまーす! (2017年10月24日 15時) (レス) id: 7fadf07f5e (このIDを非表示/違反報告)
Knight を護る騎士でいたかった(プロフ) - 果凛さん» 閲覧パスもボードで送った方がいいよね?(多分)このコメ見たら教えて送るから! (2017年10月24日 11時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
果凛(プロフ) - Knight を護る騎士でいたかったさん» ちゃんと送れてたよー! ありがとう! (2017年10月24日 7時) (レス) id: 7fadf07f5e (このIDを非表示/違反報告)
Knight を護る騎士でいたかった(プロフ) - 果凛さん» ボードで一応送ったけどちゃんと送れてるかわからないからもう一回言っとくね?パスワード付の作品作ったからそっちで話せないかな? (2017年10月24日 0時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
Knight を護る騎士でいたかった(プロフ) - 果凛さん» あっじゃあ私もだわ…← (2017年10月24日 0時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:果凛 | 作成日時:2017年9月16日 0時

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