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#2 ページ2

「ごめんねー、Aくん!! 急に頼んじゃって。本当に助かったよ!!」


『わっ、頭を上げてください!!
僕は全然大丈夫ですよ! すごく楽しかったですし』




にっこりと爽やかなアイドルスマイルを浮かべると、その場にいる女性スタッフのみならず男性スタッフの頬もわかりやすく緩む。



Aは、男性アイドルには珍しい男女ともに好かれるアイドル。




普通は女の子だけに熱狂的なファンが現れる、って感じなんだけどAに至ってはもう男にストーカーされてるからね。

本当、男にストーカーされるとかげろげろしか感じないよね。








「本当、Aくん素敵よね……」


「ああ、急に頼んでも嫌な顔一つせず引き受けてくれるしな」


「顔もイケメンで、完璧で…『王子』にぴったりだよな」


「あー、あんな子が彼氏だったらいいのに!!」







そんな会話が所々で囁かれる。当の本人はというと、ニコニコとした表情のまま、今回のライブ会場のオーナーと話をしている。


…あれが、王子ねぇ………。






「……ずっとあれだと、いいんじゃがな……」




隣にいる朔間さんが、心なし青い顔で呟く。うん、俺もそう思う。

さすがにもう慣れちゃったけどね。








俺とAは、いわゆる腐れ縁ってやつ。小学校の頃から一緒で、親同士もかなり仲が良かった。

確か、その時所属してたサッカーチームも同じだったかな。
俺はすぐに飽きて辞めちゃったけど、Aは中学校卒業するまで続けてて、かなり女子に人気があった。




Aの親は海外を飛び回ってるからそこまで会う機会はないんだけど。
そのせいか、俺の家にもかなりの頻度で泊まりに来る。




前なんか瀬名っちに、

「かおくんとしーにゃ、同居してんのぉ?」

とか言われたくらい。男と同居とか、絶対嫌なんだけど。
あれか、瀬名っちはゆうくん? って子が好きだからかな。









………あんな性格が出てきたの、いつなんだろう。
俺はAの家にたまたま言った時にぬいぐるみに向かって暴言吐きまくってたの見たから知ったんだけど。


あれは本当にホラーだった。
Aの家に行ってそれ見る度に思い出す。トラウマだね。



高校では……あ、いきなり本音と建前間違えたんだっけ。俺の前だったけどかなりの大声で言ったからね。空気が凍りついてさあ。
もりっちだけ、状況が理解出来てなかったけど。

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果凛(プロフ) - Knight を護る騎士でいたかったさん» うん、お願いしまーす! (2017年10月24日 15時) (レス) id: 7fadf07f5e (このIDを非表示/違反報告)
Knight を護る騎士でいたかった(プロフ) - 果凛さん» 閲覧パスもボードで送った方がいいよね?(多分)このコメ見たら教えて送るから! (2017年10月24日 11時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
果凛(プロフ) - Knight を護る騎士でいたかったさん» ちゃんと送れてたよー! ありがとう! (2017年10月24日 7時) (レス) id: 7fadf07f5e (このIDを非表示/違反報告)
Knight を護る騎士でいたかった(プロフ) - 果凛さん» ボードで一応送ったけどちゃんと送れてるかわからないからもう一回言っとくね?パスワード付の作品作ったからそっちで話せないかな? (2017年10月24日 0時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
Knight を護る騎士でいたかった(プロフ) - 果凛さん» あっじゃあ私もだわ…← (2017年10月24日 0時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:果凛 | 作成日時:2017年9月16日 0時

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