朔間さん家の事情(23) ページ26
1時間目の真っ最中。
足を骨折して体育ができないので、サボることにしてガーデンテラスへと向かう。
『ふわぁ……眠ぃな』
欠伸をひとつ浮かべると、早く寝ようと急ぐ。
その瞬間。
風が吹いた瞬間に垣根の隙間から見えた、オレンジ色の髪の毛。
それに何故かドキリとする。
もしかして、アイツ…………
いや、葵兄弟も有り得るか。
そだな、期待しないでおこう。
「わははははっ☆インスピレーションが湧き上がる！！！」
…あ、合ってました。
なんだろう、一応期待しないでおこうとした瞬間それを叩き折られる気持ち。
嬉しいけど気分的にはすっごい複雑。
ひょい、と垣根の隙間から覗いてみると、地面にばらまかれた楽譜が見える。
あいつは変わってないな。
その事にほっとする自分がいる。
兄者や宗が変わりすぎていたから、臆病になっているのかもしれないけれど。
『レオ。…久しぶりだな？』
「お前誰だ！？ 待って、想像するから！
…あっ、宇宙人か！！ うっちゅ〜☆」
『はいはいうっちゅ〜☆』
「って、あああああ！！！！ お前！ リッツのコピーか！！ 久しぶりだな！ なんで早く言わないんだよー」
『今気づいたの…？
あと前々から言ってるけど、俺はふ･た･ご･の･あ･に。
コピーじゃないから。Aだから』
耳を押さえつつ返事をする。
コイツうるさい時は本気でうるさいからな…。
名前も、このくだりをしないとちゃんと読んでくれないし。
…まあでも、抱きついてきてくれるのは素直に嬉しいから良しとしとこう。
身長伸びてねえなー。
…まあ、レオが168、だっけ。俺は170だからそんな変わんねえか。2センチ差だ。
『Knightsの奴らには挨拶したのかー？
お前のこと待ってたんだからな、ちゃんと迎えに行ってあげろよ、王様』
「…そういうのって騎士が迎えに来るべきなんじゃないのか？」
『はは、その通りだ。…ああそうだ、紅月が新生ユニットに敗北したんだ、「革命」が起こったんだよ』
「そうか、革命が…。
わははははっ、いい気味だなっ☆」
そう言うが早いか、またインスピレーションが、とか言って校舎の壁に曲を書き出す。
…あれ、さっきまで書いてた紙無くなったのか？
ま、俺も丁度よくメモとか持ってる訳じゃないし無視でいいや。
とりあえずうるさくない所で寝よう。
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果凛(プロフ) - Knightsを護る騎士でいたかったさん» 羨ましいですよね…。これからもいちゃつかせていきますよ！ (2017年8月22日 21時) (
レス) id: 6ef07a5780 (このIDを非表示/違反報告)
Knightsを護る騎士でいたかった - 果凛さん» 夢主君そこ変われ←←← (2017年8月21日 10時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
果凛(プロフ) - ちょこれーとさん» コメントありがとうございます！ご期待に沿えるよう、頑張りますね♪ (2017年8月14日 17時) (レス) id: 6ef07a5780 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - おもしろいです!更新頑張ってください！(*^-^*) (2017年8月14日 17時) (レス) id: f8ef116a38 (このIDを非表示/違反報告)
果凛(プロフ) - Knights を護る騎士でいたかったさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると励みになります♪出来るだけ早く更新できるようにしますね！ (2017年8月13日 22時) (レス) id: 6ef07a5780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果凛 | 作成日時：2017年8月13日 7時
