42話 【回転】 ページ43
“ごごごご...”と音がすると、
善「ギャーっ!!」
善逸くんは驚いてしゃがもうとした。
すると...
『っわぁ!』
その拍子に私と炭治郎、そして女の子が突き飛ばされてしまった。
善「あ...ごめん、尻が___」
ぽん、
炭「...!?」
鼓の音が聞こえた瞬間、善逸くん達が“消えた”。
『え...っ!?』
その後もぽん、ぽん、と音が聞こえ、自分達のいる部屋が変わっていく。
...善逸くん達が消えたんじゃない、私達が移動したんだ。
最後にまたぽん、と音がしたら、私達は証明のついた畳の部屋に立っていた。
女「こ...怖い...っ」
『...お兄さんと離れ離れにしちゃってごめんね。でも大丈夫、私達が守るよ。お兄さんの方も善逸くんが守ってくれるから。名前、聞いてもいい?』
女→て「てる子...」
炭「そうかてる子!いい名前をつけてもらっ___」
鬼の気配。
しかも猫八くらいに強い。
きっと沢山の人を食べてきたのだろう。
鬼はゆっくりと近づいてくる。
そして私達のいる部屋の前で止まった。
その鬼の体には、
鼓が、埋め込まれていた。
て「っ...!!」
炭「叫んじゃだめだ...」
炭治郎がてる子ちゃんの口を抑える。
鬼「あいつらさえ...あいつらさえ邪魔しなければ...」
『あいつら...?』
あいつらって誰だ...?
てる子ちゃんは棚の後ろに隠れている。
きっと炭治郎がそう指示したのだろう。
鬼「おのれぇ...小生の獲物だったのに...あいつらのせいで...小生の縄張りで見つけた小生の獲物だ!!」
何を言っているんだろう。
獲物...多分、食べようとした人を他の鬼にとられた、とかかな?
炭「俺は鬼殺隊 階級癸、竈門炭治郎だ!!今からお前の頸を斬る!」
『私は階級癸...じゃないらしいけど!!とりあえず階級癸の川端 A!君はここでタヒんでもらうよ!!』
そういえば今の私の階級ってなんだろう。
柱ではないからなぁ...
鬼「俺が見つけた“稀血”の子供なのに...!!」
鬼がそう言っている間に、炭治郎は鬼に近づいている。
炭「(取った!)」
炭治郎は刀を振ろうとした。
すると鬼は右肩の鼓を叩いた。
すると___
『っ!?』
部屋が、回転した。
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水神 夕綺 * Yuki Mizugami(プロフ) - 柚木 京さん» 応援ありがとうございます!キャラについては了解しました!頑張ります! (2021年10月4日 19時) (レス) id: e89b5ec638 (このIDを非表示/違反報告)
柚木 京(プロフ) - いつも応援しています!文ストキャラについて私は太宰さんがやっぱりいいと思います!これからも応援してます!!頑張ってください! (2021年10月4日 19時) (レス) @page46 id: 6f70ba3c7c (このIDを非表示/違反報告)
水神 夕綺 * Yuki Mizugami(プロフ) - ひなとさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!!文ストキャラについては承知しました、もう少しコメントが来たら決めようと思ってます!これからも頑張ります! (2021年10月4日 18時) (レス) id: e89b5ec638 (このIDを非表示/違反報告)
ひなと(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!出してほしい文ストキャラなんですけど、私は太宰さんを出してほしいと思ってます!(旧双黒がみたい…!)更新頑張ってくださいね! (2021年10月4日 17時) (レス) @page46 id: 2ce6f0ea3f (このIDを非表示/違反報告)
水神 夕綺 * Yuki Mizugami(プロフ) - ヒメさん» ありがとうございますぅぅぅ...ヒメさんや他の応援してくださっている方が生き甲斐です...これからもよろしくお願いします...!! (2021年10月4日 16時) (レス) @page46 id: e89b5ec638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水神 夕綺 * Yuki Mizugami | 作成日時:2021年9月21日 16時