29.小悪魔と微かに黒 ページ36
.
｢てか、それって、サボり…。私の完璧が崩れる？困る困る困る｣
早く食べ終わった私と青峰で先に教室に戻る。青峰とは隣のクラスだ。
｢つーか、小テスト合格したって言ってんだろ！？褒めろよ！｣
｢えぇ！？合格したの！？あの頭で！！え！？｣
｢ずっとそう言ってんだろバカ！｣
青峰のいうことを軽くスルーしていると、重要なことを聞き逃していたようだ。青峰が合格できたのは私のおかげだなと自画自賛していると｢ありがとな！｣と微笑まれた。
そんなピュアな笑顔ずるい。
｢いや、まぁ、そりゃ私のおかげだけどさ…
その、まぁ、あんたも頑張ったんじゃない？｣
｢ツンデレかよ。つーか、約束のバスケな！｣
｢んげ…｣
｢今日の部活終わったあと第2体育館！｣
それだけ言うと青峰は教室に入っていった。さて、どうしたものかな。
教室に入るか、図書室にでも行って時間を潰すのもいいもしれない。なんだか教室にひとりでいるのは心細い。
いやいやいや！私だぞ？入った瞬間｢どこ行ってたの？｣と憧れの目線を送られるのが私よ？
だいじょうぶ…大丈夫だ。
｢あの、すみません。入らないならどいてもらえますか。｣
｢ひぃ！？｣
背後から声がして慌てて振り返ったが、誰もいない。左右を見渡すが特に思い当たる人はいない。
｢…びっくりしたぁ。なんだったの今の｣
驚きながら、軽く恐怖を抱きながら、教室の中へと足を勧めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏鈴桃(プロフ) - 中中中さん» うれしいコメントありがとうございます^^*虹色先輩好きなのでめちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年7月2日 23時) (
レス) id: 8b8547a2d7 (このIDを非表示/違反報告)
中中中 - 虹村さんカッコよすぎ（≧∇≦）もうヤバいです！更新頑張ってください！応援してます！ (2017年7月2日 21時) (レス) id: f105339ecd (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴桃(プロフ) - アニキャラLOVEさん» ありがとうございます！桃色の天使桃井ちゃんはめちゃくちゃかわいくてめちゃくちゃ好きなので素敵な桃井ちゃんが表せるようにがんばります！^^ (2017年7月1日 7時) (レス) id: 8b8547a2d7 (このIDを非表示/違反報告)
アニキャラLOVE(プロフ) - いやヤバイです。桃井ちゃん可愛い。頑張って下さい (2017年7月1日 5時) (レス) id: e763e99500 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
