うちの小悪魔マネージャー

24.小悪魔と黄色の頼み事2 ページ24

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｢私なんかでいいのかな…｣


｢むしろ、あんたじゃなきゃだめ！｣



そう言われ、手を握られる。いや、私が美少女でお前が私のこと好いてるのも分かるけど、モデルの仕事ねぇ…



雑誌に乗ると嫉妬も増えそうだし。何より私が恥ずかしい。今までバスケバスケバスケで女子らしいことなんて中学校から始めたのに。




｢白咲、行ってきたらいい。部活のことは気にするな。｣


｢赤司くん…｣


｢えー、咲ちん行っちゃうの〜？｣


｢ワガママを言うな紫原。A、恥ずかしいような真似だけはしないようにするのだよ。｣



｢真太郎だけ酷い｣





ほんとなら今すぐぶん殴ってやりたいけれど、キャラ付けのためにぺしっと叩くだけにする。




つか、行きたくないの！部活の事じゃなくて行きたくないの！誰かわかって！？




｢じゃ、いいすよね？白咲っち借りるっすわ｣



｢ごめん、時間ないから｣と言われ手を引かれ走り出す。黄色い髪がサラサラとなびいてなんだか不思議な気持ち。




うしろから少しだけ見える彼の耳はほんのりと赤い気がして不思議だと首を傾げた。

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