文豪たちの観察日記 二冊目 【文スト】

夢主が死んでしまう世界を文豪がループした日。*キラリ&キララ様リク* ページ43

個人的に、ボカロのカゲロウデイ○のイメージです。




中島敦
「どうして、いつも貴女だけが…！」
自分が貴女を庇って死んでも目覚めればまた同じ朝が来る。
そんな時空の歪みの中でも、彼は必死に貴女を助けようとします。




太宰治
「私の大切な人をこれ以上奪わないでくれ…！」
同じ朝に外へ出て空に向かって泣き叫ぶ彼。
また、貴女に会うのでしょう。同じ時、同じ時間に。




江戸川乱歩
「あと少しで君を助けられる…。そんな気がするのに…！」
貴女を助けようと死因を必死に観察する彼。
大丈夫。彼の頭脳があれば、あと少しで脱出出来ますよ。




芥川龍之介
「頼む。僕から、離れないでほしい。」
また死ぬことは分かっています。せめて死ぬ前に貴女に言いたいのです。
次こそは絶対守りきると。そうしてまた同じ朝を迎えます。




中原中也
「俺が死ねば、手前は助かるんじゃねぇのかよ…！」
そんなに単純な世界ではありませんでしたね。
貴女を救う気力も無くなります。当たり前ですよ。大切な人が何回も死んで、生きる力がありますか?




ドストエフスキー
「せめて、ぼくと一緒に死にましょう?一人になんてさせないですから。」
次の瞬間二人とも元の世界に戻っていました。泣きながら抱き合う二人。
助かる方法は、二人同時に死を誓うことでした。他の文豪はいつ気づくのでしょうか。←

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