第百四十四話「会者定離」 ページ7
ケロロ「さてそんなほのぼので済まされないことが起こったのでありますが ギロロ?」
ケロロ「何か言うことは?」
黒いオーラを発しながら 会長は問いかけた
ギロロ「すまなかった」
日向さんもといギロロさんは素直に頭を下げ 謝る
私は未だに目を覚まさない …クルルさんの怪我を包帯で巻いていた
結論でいうと北条さんは全然大丈夫じゃなかった また会長も大丈夫じゃなかった
ケロロ「…いや確かに怒る気持ちも分かるでありますよ?」
ケロロ「それでｍいったっっっっっ！」
腕を組もうとしたら強烈な痛みに襲われたらしい
会長は叫びソファから転げ落ちる
そしてまた叫んだ
本当に痛くて堪らないらしい
痛みのあまり転がりまくっては 他の物にぶつかり また痛みが発生する
その繰り返しが起こっている
ギロロ「…本当にすまないケロロ」
彼は本当に申し訳なさそうに頭を軽く下げた
貴「…会長一回落ち着いて下さい それだと永遠に痛みに襲われ続けますよ」
包帯を巻く作業を止めず ただ淡々と私は言った
ただ会長は止まらず ただ転げまくっていた
ギロロ「…仕方ないな」
ギロロさんは会長にそれはもう見事なボディブローを入れる
ドゴォ！と音がした気がする程の 当然会長は無事ノックアウト
私は心の中で手を合わせ合掌をした
ギロロ「A」
するとギロロさんは唐突に私の名を呼んだ
貴「はい?」
私は戸惑いながらも返事をした
ギロロ「………何があったのかは気になるが」
ギロロ「色々事情はあるだろう 俺が詮索すぎた面もある」
ギロロ「ひとまず今は休め………暫くはここで過ごせば良い」
そう言ってギロロさんは私の頭をポンと優しく叩く
貴「…有難うございます」
私は素直に喜ぶことが出来ないながらもお礼を述べた
ギロロさんは知っているのだろうきっと 私の家が今どういうことになっているのか
そしておそらく無くなっているのだろう 私の家は
だからこそ 自分の家にいれば良いという発言だ
もし私の家があれば真っ先にそこへ帰ることを普通の人は提案するだろう
それをしないということは つまりそういうことだ
まあ 予想はしていたけど
貴「…中々くるものがあるなぁ」
小声で誰にも聞こえないように私はボソッと言った
いずれ失うものが全て失った 早すぎる別れだ
得たものもあるけれど それの代償と考えれば安いのか高いのか
私には分からない 分かりたくもない
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こも(プロフ) - 好きすぎて何周かしました…がち大好きです…続き待ってます！！ (1月30日 21時) (
レス) @page19 id: c580577939 (このIDを非表示/違反報告)
みまさかや(プロフ) - 四字熟語の意味とか伏線とかめっちゃ気になります！！話構成やキャラがすごく立っていて素晴らしいです！！続き出されるのか分かりかねますが有れば飛び上がって喜ぶ自信があります。執筆活動頑張ってください！ (2021年5月30日 1時) (レス) id: a432ddc5a7 (このIDを非表示/違反報告)
ネコメ - 続きを楽しみにしてます。頑張ってください！ (2021年5月24日 21時) (レス) id: 38063781d3 (このIDを非表示/違反報告)
ルト(プロフ) - 更新されてて泣きました....ありがとうございます。大好きです。応援しています。 (2020年7月25日 18時) (レス) id: 1af78e2485 (このIDを非表示/違反報告)
メフィ - 気になる.....気になっちゃうよーーーーー！！！！！ (2020年7月3日 21時) (レス) id: 2ce8d674b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：提琴 | 作成日時：2015年9月10日 22時
