これこそが分岐点 2 ページ47
「お前みたいに強くなっちまったら…!
そんな風に考えるようになっちまうのかよ!」
ナルトを止めようとするも一足遅く、再不斬に叫び詰め寄ってしまっている。
「ナルト君、やめてください。…ボクは自分から望んで再不斬さんの道具になりました。」
道具ねぇ…、白?君のだーいすきな再不斬が眉をしかめているけど??
まぁ白の位置からじゃ見えないしナルトじゃ気付けないだろうけど。
「…君に負けた時点でボクは不良品と同じです…、再不斬さんがいらないというのなら死にますし、再不斬さんが捕虜として木の葉に行けというのなら、…ボクはそうします」
「けど…!」
ナルトは反論できない。
ナルトも白の言いたいこと分かるのかな。
「ナルト君ありがとう。けど、忍とはそういうものです」
「はぁ???」
あ。つい口が勝手に。
が、
私は黙ることはできない!!
気付くと開いた口から追撃していた。
「それは違うよ白。
再不斬はきっと白を蔑ろにしたくてそう言ったんじゃないもん。
だから白は道具じゃないよ。…そうでしょ?再不斬…」
後輩育成をしたことある私だから少しだけ再不斬の気持ちが分かっちゃうんだなぁ〜これが。
「……るせぇ…、クソガキ…」
絞り出す声で言われても説得力がない。
再不斬も案外白が大好きなわけ。
「分かる?二人は腐女子よろこぶラブラブ両想いってやつだったのよ。最初がどうかは知らないけど。少なくとも今は再不斬はきっと白を木の葉に託そうとしてるんだと思うよ?」
「再不斬さん…ボクは…」
白の瞳に薄い膜が張る。
可愛いところもあるものだ。
「じゃあな、白。カカシ、後は頼む。…白を、悪いようにはしないでやってくれ。」
「あぁ、精一杯尽力するさ」
カカシ先生がもう一度雷切を発動させようとしたところで、異様な音を察知する。−−え!?
「ちょっ!ちょっと待って!ストップ!!ストーップ!!!」
全員なんだよみたいに睨んでますけど。再不斬!アンタサイレントなんちゃらの達人でしょぉが!この音聞こえないの!?
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お姫(プロフ) - かえさん» 何度も読み返していただけているだなんて…!神ですか!!嬉しいお言葉ありがとうございます!かえ様のコメントで頑張ろうと思えます!不定期更新ですが更新ペースあげられるように頑張りたいです。これからもどうぞ応援のほどよろしくお願いいたしますm(。≧Д≦。)m (2017年11月14日 15時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
かえ - この作品大好きです。何回も読み直しました!更新頑張ってください!!応援しています!! (2017年11月13日 16時) (レス) id: ad74bb0de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お姫 | 作成日時:2017年8月30日 0時