ヒーローはいつだって闇と共に ２ ナルトside ページ43
Aが来てくれた感動も
一瞬にして崩れさる。
「よそ見とは余裕だなぁ、カカシ……」
再不斬が忍犬を振りほどいてカカシ先生の前ギリギリまで迫っていた。
「カカシ先生ーッ！！！」
カカシ先生も突然のAの行動に気を取られ反応が遅れている。…そんなっ、
目をつむりかけたその時。
再不斬の大刀を蹴りで弾いた者がいた。
「コォラ！！再不斬ッ！！人の話は最後まで聞くって教わらなかったの！？！Aちゃん泣いちゃうよ！？！無視はヨクナイ！」
「あ"？」
再不斬は油断していたのだろう、止められたことに相当苛立っているようだ。
「よしっ、みんな漸く止まったね！
んじゃ！突然ですが、再不斬さん！あなたの依頼はシューリョーでぇ〜す！」
間延びした声にニコニコ笑う不気味な顔をした少女がそこにいた。
意味が理解できない。
依頼の終了？なんでそんなことをAが決めるんだってば？
再不斬も俺と同じ考えだったようで怪しむような目でAを睨んだ。
「君たちがこーんなくだらん争いをしている間、Aちゃんはどこにいたでしょぉか」
再不斬とカカシ先生は知らない。…俺らといたAが影分身だったなんて。
まぁ霧隠れの術で視界も不安定だったのだから当然かもしれないけど。
誰も何も話さないのを良いことにAは続ける。
「正解わぁ…」
背後に隠すようにして持っていたナニカをぽいっとゴミでも捨てるかのように放り投げた。
え？
一瞬思考が止まるが。
ソレがナニか分かると途端気持ち悪さが襲ってきた。
「なっ！なななななんてもの投げてんだってばよ！！！！」
「ん？人の頭部」
実に何でもないとでも言いたげなAに戸惑いを隠せない。…コイツは誰だ…！？
Aはゆっくりと再不斬の肩に手を置いた。
「悪かったね、あなた達の依頼料はもう払い手がいないんだ。…あ、なんなら私が立て替えようか！分割で！」
再不斬と白もソレがナニか理解したのだろう。
再不斬が不愉快そうな目でAをとらえる。
カカシ先生もソレを一瞥してからAを見つめて問う。
「…Aがやったのか？」
Aは何も言わなかった。
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お姫(プロフ) - かえさん» 何度も読み返していただけているだなんて…！神ですか！！嬉しいお言葉ありがとうございます！かえ様のコメントで頑張ろうと思えます！不定期更新ですが更新ペースあげられるように頑張りたいです。これからもどうぞ応援のほどよろしくお願いいたしますm(。≧Д≦。)m (2017年11月14日 15時) (
レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
かえ - この作品大好きです。何回も読み直しました！更新頑張ってください！！応援しています！！ (2017年11月13日 16時) (レス) id: ad74bb0de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お姫 | 作成日時：2017年8月30日 0時
