VS再不斬 ５ ページ23
「ククッ…何か話し合ってるようだが勝算はあるのか」
はぁ！？！
勝算なんかあるわけないだろ！眉なし！！
まだくわしい作戦も聞いてないわ！！
「お前ら！何やってる！！逃げろって言ったろ！！
俺が捕まった時点でもう白黒ついてる！
俺たちの任務はタズナさんを守ることだ！！それを忘れたのか！？」
忘れてない！忘れてないけど…
私たちは一斉にタズナさんの方を見る…
「なぁに。元はといえばワシが蒔いた種、この期に及んで超命が惜しいなどとは言わんぞ」
すまなかったなお前ら、思う存分戦ってくれ。
…そう言ってタズナさんはニカッと笑った。
「よぉし！タズナさんからのお許しも出たところで！行くよナルト！！」
「おう！！！」
傷の修復が早い気がするのはナルトの世界だからか、トリップ特典か…
あんなにも苦しく、呼吸が困難だったというのに、今ではもう息が整いはじめていた。
「ほんっとに成長しねぇな。いつまでも忍者ごっこかよ。」
再不斬の周りの空気が冷える。殺気…ではないな
闘喜…だろうか。
「俺ァよぉ。お前くらいの年の頃にゃ、もうこの手を血で紅く染めてんだよ…」
ぞくりと空気が震えた。
「鬼人、再不斬…」
「なあに？カカシせんせ、知り合い？？」
カカシ先生は血霧の里の卒業試験について語った。
いわく、再不斬はその年の受験生を全員喰らい尽くした鬼なのだと。
「楽しかったなぁ…あれは」
呟き笑う再不斬はまさに鬼だった。
その言葉が合図だったかのように再不斬は走り、サスケに向かって肘鉄を食らわせた。
その後
瞬時に仰向けに倒れるサスケを上から押さえつけるように、サスケの腹に上腕を叩きつける。
サスケは先程の私と同じように血反吐をばらまく。
サクラが心配したように叫ぶが、足蹴にされたサスケを取り戻す方法は浮かばない。
それどころか再不斬は大刀に手をかける。
まずい…！
「死ね」
「影分身の術！！！！」
再不斬の声に被せるようにして聞こえてきたのはナルトの声…
ナルトごめん…、私の役目だったのに…！
「A！本体は任せろ。…水分身の方、頼んだってばよ」
「うん…！」
頼まれた
もう一度。
ナルトは私を信じてくれてるんだ。
私が集中しないばっかりにサスケに攻撃された。
もうこんなことさせない！
「再不斬！今はあなたを全力で倒します！！」
この後の展開など曖昧ではあるが
決戦はたしかここではなかったはず。
ならばまずはカカシ先生を連れて引くことを考えなくては。
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お姫(プロフ) - かえさん» 何度も読み返していただけているだなんて…！神ですか！！嬉しいお言葉ありがとうございます！かえ様のコメントで頑張ろうと思えます！不定期更新ですが更新ペースあげられるように頑張りたいです。これからもどうぞ応援のほどよろしくお願いいたしますm(。≧Д≦。)m (2017年11月14日 15時) (
レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
かえ - この作品大好きです。何回も読み直しました！更新頑張ってください！！応援しています！！ (2017年11月13日 16時) (レス) id: ad74bb0de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お姫 | 作成日時：2017年8月30日 0時
