すみません、どちら様？ ４ ページ15
歩くスピードを上げた矢先のこと。
ピチャリと嫌な音が聞こえた気がして私はおそるおそる振り返った…
「なに！？！？」
うわっ！！カカシ先生が捕まった！？！
「アイエエエエ！？ニンジャ！？ニンジャナンデ！？」
「一匹目…」
おおおお落ち着けぇ…
(おそらく)敵のドスの利いた低い声が響く。
うわァアアア！！！
これこのまま見てるとヤバイ気が！
その予想は当たっていたようで、グシャりと音をたててカカシ先生だったものが切り刻まれ地面に落ちる。
「うわぁ…トラウマになりそ…」
なーんて呟いてる場合じゃない。
二匹目、と呟いて向かった先はナルトの方だ。
まずい。私は全速力でナルトを救出に向かう。
「お前…私の仲間を殺そうとしてただですむと思ってるの？」
敵の一人の頸動脈目掛けて背後からクナイで一突きすれば、それはあっさりと崩れ落ちた。
あともう一人だと確認するように見つめるとそこは既にサスケのテリトリーだった。
男の子の意思は尊重してやるべきである。
しばらくの攻防を眺めていると、敵は急に方向転換し、サクラ…正確にはその後ろの依頼主の方へ向かう。
とりあえず見捨てるという選択しはないので間に入ろうと足を動かしかけるが寸で止めた。
「カカシ先生…
生きてたならさっさと出てきてよ〜バカなのぉ〜？」
「ま！そう言うなA。
よくやったな。」
少し複雑そうな表情をしていたが…複雑なのは私の心境だと訴えたい。
ちゅーかなんでCランクで忍対決！？聞いてないわ！！！
誰だよ！護衛任務辺りでやりたいなんて言ったバカは！…うるせぇえ！！！分かっとるわ！私だよ！！
「それからナルト、怪我させちまって悪かったな。
こんなに動けないとは思わなかった」
ちょっと言いすぎ！カカシ先生！！
「まっ！まぁまぁ！初めての実践なんだししゃーないって！気にすんなっ！ナルト！」
慰めたつもりだったのだが、ナルトの怒りは沸々と沸き上がり逆効果だったかと多少の後悔。
「…んでだよ…なんでアカデミー入ってすぐのAが俺より動けるんだ…俺ってば確かに実践初めてだけど…」
言葉を詰まらせるナルト。
おそらくは努力を見てもらいたかったのだろう。
だけどまぁ努力は自分から言うほどカッコ悪いモンないからね。聞かなかったことにしとくよ。
男のプライドもあるだろーし。
「ちゅーかさ！ナルト！！多分その手危ないんでね？」
キョトンと小首を傾げる可愛いナルトに毒の説明をすると悔しそうに左手を見つめた
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お姫(プロフ) - かえさん» 何度も読み返していただけているだなんて…！神ですか！！嬉しいお言葉ありがとうございます！かえ様のコメントで頑張ろうと思えます！不定期更新ですが更新ペースあげられるように頑張りたいです。これからもどうぞ応援のほどよろしくお願いいたしますm(。≧Д≦。)m (2017年11月14日 15時) (
レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
かえ - この作品大好きです。何回も読み直しました！更新頑張ってください！！応援しています！！ (2017年11月13日 16時) (レス) id: ad74bb0de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お姫 | 作成日時：2017年8月30日 0時
