33話 ページ44
「行くぞ」
騒ぎ立てるナルトを黙らせ(物理)二人を探した
「あ!サクラちゃ…ムグッ」
カカシさんが近くにいるのに大声をあげようとするナルトの口を塞ぎシーッと口に人差し指を当てた。
ナルトはむくれているが絶対放さない。
放したら「何するんだってばよーッ」と叫ばれることは目に見えているので。
しばらく留まっていると、カカシさんがサクラに接触した。
一瞬で幻術に嵌められるサクラ
これから班員になるのなら幻術返しくらい教えておくべきかしら?
カカシさんの気配が遠ざかったところでサクラの幻術を解いてやる。
余談だが、放した瞬間叫んだナルトを見て、私はこれからは自分の判断に自信を持つと決めた。
「さて、お前らに提案だ。これからサスケも探して全員で鈴を取りに行く。異論は?」
認めるつもりはないけれど。
「なーんでサスケも一緒なんだってばよ!俺たちだけでいーじゃんよ!」
「サスケ君と一緒ってのは大賛成だけど…鈴は3つなのよ?協力したって誰かが我慢しなくちゃいけないなら私は最初から一人で行くわ」
サクラもか…
というかもしかしてサスケもこの演習の真意に気付いていないとかじゃないわよね?
「一人で行って取れる確率は?」
「へ?」
仕方ないが皆が合格しなければ私もアカデミー行きになりかねない。それは嫌。
「お前は頭が良いんだろう?上忍の奴相手にお前一人で向かって鈴を取れる確率はどの程度だ?」
ということで
ゆっくりと説明してやることにする。
「…多分0」
「ん、分かってんじゃねぇか。…では次に、俺たちがアイツから鈴を取るためにはどうすればいい?」
「向かっていって勝つ!」
この脳筋がァ!
「グヘッ!…何すんだってばよ!!!」
「天罰だ」
「分かったわ」
どうやらナルトがお馬鹿な発言をしている最中も必死で正解を考えていたようで、理解したらしい。
やっぱりこの子頭はそれなりにいい
「サクラちゃん?何が分かったんだってば?」
「バカ。答えに決まってるでしょ?
いい?私たちが勝つには真っ向勝負はダメ
束になってかかったところで叶わないのはさっきのナルトで確証済み」
ナルトは今だ掠りもしていないようだが気にせず説明を続けてもらう
その間、私は影分身をサスケの元へ向かわせた。
「つまり罠を仕掛けるなり
連携するなりしないとダメなのよ」
「ふむ…」
「いいかナルト
昨日お前たちは合格率の低さに驚いていたが、上忍を相手にしてるんだ、むしろ合格率が高すぎると思わないか?」
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お姫(プロフ) - 美桜さん» →7班といられる今は夢主が他の選択も合ったのでは、と全てが過ぎた現状の中で今更考えさせられる、そんなお話です。 7班とのお別れが来た時が主人公の第三の旅路となります。今は主人公の束の間の平穏を見守っていてあげてください。 コメントありがとうございました。 (2018年2月5日 2時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
お姫(プロフ) - 美桜さん» 主人公格好いいですか?笑 嬉しいですね~♪ 主人公はナルトと対比するように作られています、強いけど弱いんです。また、主人公は時折自身の運命を呪う…某白眼少年のような態度を取りますが、そんな主人公の運命、実はそのほとんどが主人公自らの選択ばかりなのです→ (2018年2月5日 1時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 主人公ちゃんがカッコよすぎですわ♪ キャラがすごく好きです! これからも応援してますよ(*´罒`*) (2018年2月4日 10時) (レス) id: 75558905fc (このIDを非表示/違反報告)
お姫(プロフ) - kuroさん» 楽しみにしていてくださる方がいただなんて思いませんでした…!とても嬉しいです!更新頑張ります!コメントありがとうございますq(^-^q) (2017年10月25日 17時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
お姫(プロフ) - キラキラ★さん» えっ、ホントですか!?やだ嬉しい(゜ロ゜)、なんか更新頑張ろうって思えます!コメントありがとうございます!! (2017年10月25日 17時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お姫 | 作成日時:2017年7月22日 19時