【NARUTO】あなたにもう一度会うために

８話 ページ10

ｻﾞﾊﾞｯ


お父さんは驚いたように湯船を抜けると私を置いてお母さんの方へ行ってしまった。


−−−−−−


「クックシナ！！！！」

「うぎゃあぁぁ！！！！！

ミナトっ！なんて格好してるってばね！」


なんでなんで！？
タオルだけじゃなくて服を着て！？


「あっ！あぁ！ごめんごめん！！

それより聞いてくれ！！Aが忍者になるって！！！」

「は？

そんなの前から忍者ごっこしてたでしょ？」


まったく、何をいきなり言い出すかと思えば。
Aが忍者に憧れを抱いているって心配してたのはミナトじゃない。


「そっ、そうだけど、そうじゃなくて！！

忍者を本気で目指してる！

今日もイタチくんのところで修行をしてきたらしいし…」


「しゅ、修行！？

まだAは３歳なのに？

そう…そんなに…。」


忍者を目指してたなんて…

なんだか…


「嬉しいってばね…！」

一人言のつもりが、あぁ！とミナトに同意をもらい、顔がほころぶ。

あれ？

「そういえば、Aは？？」
「ん？」

ん？

「あ。」
「あ″！？」


ミナトはバカだってばね！
まだ３歳の子を湯船に置き去りにするなんて…！


「A！！」

「お母さぁーん！」

９話→←７話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す