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27話 ページ29

カカシさんの言葉から私のなかでの彼への警戒度はマックスだ。

「…なんで…そうなるんですか?」

「ん?勘だけど。」

あ、私この人嫌いだ。

「でもさ、その少女は暗部の訓練をこなしていたようじゃないか。無表情になるのは子供のうちの副作用かダンゾウ様 辺りの指示か…
赤髪の少女の噂が立ち始めたのも、お前が行方不明になってからだ。」

そりゃそうでしょうよ。私だもの。

「…誰にも言わないでください」

もうすでに、私の中で誤魔化すという選択肢は消え失せていた。


カカシさんは「あぁやっぱり」と呟いたのち、「言うもりもないけどね」と付け加えた。


「そうそう、彼、どうなったか知ってる?」

彼とは…否
私に告げる時点で二択だ。
片方はやっと掴まり立ちできるくらいのガキ、よって彼とは…

「うちはイタチですか?

興味ないですね。」

ま、嘘ですけど。
うちはの現状をダンゾウ様から聞くときに九尾事件が出てきて多少罪悪感と興味がありましたね。

「なら興味を持たせてやろう。

うちはイタチは今年で卒業予定だ。

まだ公にはされていないけど、暗部の方では、暗部入りは確実だとまで言われている。」

天才…
彼に似合う言葉だ。

無論、私だけ立ち止まるつもりもない。彼に追い付いているかは不明だが強くはなっているはずだ。

それにしても卒業前から暗部入り予定とは…

彼も私同様、ダンゾウ様に目を付けられたか。

「驚かないの?」

「驚いてますよ、さすがです。凄いですね。"うちは″は。」

「"イタチくん″は、じゃなくて?」

この人軽く性格変わったな。
ストレス溜まる。

カカシさんの返しに無視をしていると
カカシさんの頼んだ山菜そばが来た。

あ、思ったより美味しそう。

「…食べる?」
「!!結構です!!!」

顔を背けるが絶対赤い。

あぁもう嫌。絶対食い意地はったやつって思われたわ…

なんかクスクス笑っている気がするが…

視線を戻すと山菜そばは空だった。
まじか。いつマスク取って食べたんだよ。

驚愕していると「あれ?やっぱり残しておいて欲しかった?」と言われた。
腹立つ。

無論顔には出してない

…つもり



「じゃっ、食べ終わったし行くか。

ひさしぶりに会えてよかった。またお茶しようね。」

ナチュラルに会計を持ってくれた紳士にお辞儀をして小物店に向かった。

髪の毛が伸びてきたのでゴムと髪止めが欲しかったのだ。


それにしてもカカシさん…身長伸びてて大人っぽくなっていたな。

口角が上がった

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お姫(プロフ) - すみません、続きです笑 イタチが入学するときには5歳です。 裏設定として、夢主が4歳で命がどーの言ってるのは作者の趣味で、イタチが戦争を見て生と死について考えていたので繋がりを持たせたかったというのもあります。ではでは、これからもよろしくお願いします (2017年6月5日 9時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
お姫(プロフ) - コメントありがとうございます!返信のやり方分からないのでこのままコメント残します。 分かりにくくてすみません!私の力量不足です。夢主は今4歳です。九尾の事件があってすぐですね。つまりナルトは生まれたてです。 ちなみに主は誕生日3月設定なので 字数が笑 (2017年6月5日 9時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
クー(プロフ) - とても面白いです(感動?)これからも更新を楽しみにしてます、えっと主って今何歳なんですか?(ナルトも)少し気になったので、すみません! (2017年6月4日 10時) (レス) id: 7bc1a34da8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お姫 | 作成日時:2017年5月22日 1時

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