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26話 ページ28

無意識に甘味処に入ったのは彼を求めていた訳ではなく、私の大好物 餡蜜を食べるためである。

注文をお願いしてから席につく。

ここの餡蜜は世界一美味しい
甘いつぶ餡に舌触りのよい白玉、様々なフルーツと生クリームまでついているパフェ風餡蜜だ
今日はひさしぶりの餡蜜なのでトッピングに抹茶パウダーをお願いする。
相変わらずの無表情だが、心はウキウキだ
早く食べたい…

不意に視線を感じ、冷静に無視をする。

メニュー表で新商品を確認して次回はこれにしようかと思案していると
気配を消すつもりはないようで、私の後ろに立ったのが分かった

「ねぇ…君…」

こんなところで彼に会うほど都合良く事は運ばないことくらい分かってはいるが…どっちみちあなたにも会いたくなかったよ

「カカシさん…」

「……?
何年ぶりだっけ?おっきくなったな」

カカシさんは何故か勝手に私の前に座り、甘味処だというのに山菜そばを頼んでいた。邪道だ。

カカシさんの噂は聞いていた。
周囲から冷酷だとか言われているようだ。

そしてダンゾウ様に聞いて知ったのだが、カカシさんの隠されたその目は写輪眼だろう『コピー忍者のカカシ』

他人の目で有名人のようですね。

「カカシさん、甘味処に来たなら甘いもの食べてください」

先に私の餡蜜が来たのでカカシさんを無視して食べ進める。

「んー…俺甘いの好きじゃないし」

じゃあなんで甘味処にいるんだよ!!

「ほらっ
ひさしぶりなお顔が見えちゃったからさ」

つまり私を見つけて入ってきたのか。
暇かよ。

「暇だったしね」

そーですか!!!

「…餡蜜美味しい?」

は?

「美味しいですけど…」

なんなんだいったい…

しかめそうになる顔を必死で押さえ込み餡蜜に集中した。

うむ、糖分最高。

「いやぁ、さっきから無表情だからさ。…あの噂が本当なのかと思って。」

噂…?

「一年前に根がうずまき一族を手に入れた」

少し睨んでしまったのは仕方がない。次から気を付けるとしよう。

「その者はダンゾウ様からの直々の推薦と直接の指導により、暗殺 スパイに関しては凄まじいスピードで成長し、その実力は群を抜いていたそうだ。」

「……」

「その者の正体は明かされてはいないが
子供で赤髪、猫の仮面を付けた『雪花』と呼ばれる少女だそうだ。」

少しだけ焦りが生まれる。
ダンゾウ様から暗部で活動してることは言うなって言われてるしな。

「…俺はその少女がAちゃん、君じゃないのかって疑っている」

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お姫(プロフ) - すみません、続きです笑 イタチが入学するときには5歳です。 裏設定として、夢主が4歳で命がどーの言ってるのは作者の趣味で、イタチが戦争を見て生と死について考えていたので繋がりを持たせたかったというのもあります。ではでは、これからもよろしくお願いします (2017年6月5日 9時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
お姫(プロフ) - コメントありがとうございます!返信のやり方分からないのでこのままコメント残します。 分かりにくくてすみません!私の力量不足です。夢主は今4歳です。九尾の事件があってすぐですね。つまりナルトは生まれたてです。 ちなみに主は誕生日3月設定なので 字数が笑 (2017年6月5日 9時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
クー(プロフ) - とても面白いです(感動?)これからも更新を楽しみにしてます、えっと主って今何歳なんですか?(ナルトも)少し気になったので、すみません! (2017年6月4日 10時) (レス) id: 7bc1a34da8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お姫 | 作成日時:2017年5月22日 1時

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