１４話 ページ16
目を覚ますと
汗ばんだ服がいやに気持ち悪く肌にまとわりついた。
起き上がると同時に頭をかかえる
「痛たた…。」
周りを見るとここが家であることが分かった。
話し声…？
襖を隔てた部屋の向こうから何やらお母さんの怒声が響いた。
「なんでAの頭を叩いたってばね！！エロオヤジ！！！」
ガン。
暴力的な音が聞こえた気がしたけど気のせいだろう。気のせい。
不意に襖が開かれ前のめりになる所をお父さんが支えた。
「お父さん…。」
「おはよう、A。」
私を殴ったエロオヤジが私の方を向き申し訳なさそうに軽く頭を下げた。
「クシナ…そろそろ…。」
お母さんはお父さんの声に耳を傾け私を抱き締めた。私に向かって突進してきたのは言うまでもない。
「うぎゃっ！」
「A〜！！！心配したってばね！」
苦しかったけど、少しだけ嬉しかった。
「悪かったのぉ…わざとじゃなかったんじゃが…。」
わざとだったら困ります。
お母さんの言葉に激しく同意だ。
窓からは西日が差し込んでいた。
お父さんは早めに仕事が終わったらしく今日はエロオヤジ、もとい…自来也先生も含めた一家団欒夜ご飯となった。
「自来也先生…勘違いしてごめんなさいっ！」
食事中、私を殴ったエロオヤジが三忍の自来也様であることを知ったのだ。
自来也様。そう呼ぶと少しだけ顔を歪めたので、お父さんと同じように自来也先生と呼ぶことにした。
「クシナを守るためだったのならよい判断だ。ワシを知らなかったのなら尚更…」
自分から言いかけたことなのに落ち込む自来也先生に笑ながらお礼を告げると一ヶ月後に木の葉を発つまで、私に修行をつけてくれることになった。
お父さんの先生が修行だなんて…！
「よろしくお願いします！師匠！！！」
早速呼び方変更である。
お父さんは教えられていてもお父さん。しかし自来也先生はお父さんの先生なのだから、私にしてみれば師匠なのだ！！
「お主本当に四歳か？
歳に似合わぬガキだのぉ。」
ほっぺが膨らんでいたようで、師匠にほっぺをつままれた。
「そう怒るな。誉め言葉じゃ。」
そうは思えなかったけど
歳が上に見えるなんてどうしようもないので誉め言葉に仕方なく納得した。
「師匠！行きます！！！」
私の何を気に入ったのか、師匠は積極的に私に修行をつけてくれた。
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お姫(プロフ) - すみません、続きです笑 イタチが入学するときには5歳です。 裏設定として、夢主が4歳で命がどーの言ってるのは作者の趣味で、イタチが戦争を見て生と死について考えていたので繋がりを持たせたかったというのもあります。ではでは、これからもよろしくお願いします (2017年6月5日 9時) (
レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
お姫(プロフ) - コメントありがとうございます！返信のやり方分からないのでこのままコメント残します。 分かりにくくてすみません！私の力量不足です。夢主は今4歳です。九尾の事件があってすぐですね。つまりナルトは生まれたてです。 ちなみに主は誕生日3月設定なので 字数が笑 (2017年6月5日 9時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
クー(プロフ) - とても面白いです(感動？)これからも更新を楽しみにしてます、えっと主って今何歳なんですか？(ナルトも)少し気になったので、すみません！ (2017年6月4日 10時) (レス) id: 7bc1a34da8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お姫 | 作成日時：2017年5月22日 1時
